2011年08月23日
オデッセイ2ボール・バックストライクのネック調整
オデッセイの2ボールにバックストライクというモデルがあります。そのパターのネック調整をしました。依頼はライ角を79度にするというもの。
フェースアングルの指定はありませんでしたが、構えてみると特に違和感がなく4度オープン前後の感じ。しかし計測してみると6度クローズでした。
フェースアングルがオープンである理由は人間の利き目が右目であるため、アッパーブローに打つためなど様々な理論があり、ゴールドファクトリーは後者を指示していますが、パターにオフセットが付いていることが前提です。
利き目が右目であり、体の中心線から効き目がずれているためというのは計算すると容易に分るのですが、目と目の間隔のことをPD値といい、この数値は眼鏡を作るときに計測する必要があり、日本人の平均値は60mm-64mmと言われています。つまり、30mm-32mm中心からずれています(32mmとしてて以下計算します)。
そして目からボールまでの距離(ヘッドまでの距離)は約120cmと推測されますので、三角関数をもちいて計算すると、1度31分39秒、つまり約1.5度。シャフトアングルが1.5度傾いている時、フェースアングルは4.5度オープン、実は一般的なオープン角に近いので、この理論の信憑性が高いと思われているのですが、たまたまだと思います。
それではこのパターはフェースアングルがクローズなのになぜ違和感がないのかと言えば、プラムボム(グリップエンドをつまんで吊るした状態)をしたときにシャフトは通常は右に傾きますが、このパターは左に傾きます。左上の画像がプラムボムをした状態です。
つまり、シャフトアングルはプラムボムした時と同じ傾きであることが、そのクラブに取ってバランスの良い状態であり、シャフトアングルが傾くと以下の数値に連動してフェースアングルが開くということです(シャフトアングル1度に対して、フェースアングルは3度)。
フェースアングル0度 = シャフトアングル0度
フェースアングル1度 = シャフトアングル0.3度
フェースアングル2度 = シャフトアングル0.6度
フェースアングル3度 = シャフトアングル1.0度
フェースアングル4度 = シャフトアングル1.3度
フェースアングル5度 = シャフトアングル1.6度
フェースアングル6度 = シャフトアングル2度
ちなみにこのパターはライ角を79度にするとグリップが付いていない状態で右上の画像のように一人立ちします。少し特殊ですが、面白いパターですね。いろいろと考えさせられました。
投稿者 M.Sasaya : 13:08
2011年05月19日
ODESSEY iX#9 + Nippon Shaft (リブ付ラッパ)装着
スコッティーキャメロンの標準シャフトではノーマルで340cpm程度の強度しかないものが多く、リシャフトをお勧めしているのですが、オデッセイでは比較的硬目のものが多く、リシャフトの必要はあまりありません。
ですが、こちらのオデッセイは標準装着のノーマルシャフト34inchが振動数340cpmとかなり柔らか目でした。
サイトライン延長加工のご希望でしたが、ついでにNippon Shaft (リブ付ラッパ)にリシャフトご希望でした。ノーマルのまま、半インチ延ばして34.5inchしてしまうと振動数は340cpmを切って、おそらく332cpmくらい。確実にボールに打ち負ける症状が出てしまいます。
こちらのNippon Shaft (リブ付ラッパ)というのはゴールドファクトリーで大量に買占めたので市場ではほとんど入手できなくなっている商品です。それほど硬いシャフトではないのですが、リブが利いているので打感が非常に良いシャフトです。
こちらを装着して、半インチ延ばして34.5inchにしたところ振動数は347cpmと充分に増やすことができました。
こちらはラッパ(フレアシャフト)というテーパー形状をしたオーバーホーゼル用のシャフトで、スコッティーキャメロン・カリフォルニアシリーズ・デルマーやオデッセイのiX#9専用のシャフトとなります。
打ち負けるシャフトというのは、打ち負けないようにシャフトをしならせて、戻った反動でインパクトしなければなりません(シャフトが逆にしなっている状態でインパクトする)。確実に狙ってストロークするのではなく、ターゲットに向かってショットする状態になりますので、入れるパターではなく、寄せるパターになってしまいます。
このTPA18型のパターに限らず、振動数のチェックを怠らないようにして下さい。
投稿者 M.Sasaya : 11:28
2011年04月24日
オデッセイホワイトアイスのトップブレード修正
機械削り出しパターと鋳造パターでは金額的な差がありますので、機械削り出しのほうが絶対に良いと思われがちですが、それぞれの製法によるメリットというのがあります。
機械削り出しは線や面が真っ直ぐで、その精度は保証されています。真っ直ぐに構えられない人を拒むところもあります。逆に全体的な丸みを持つ鋳造は如何様にも構え易いというメリットがあります。
ですが、全体的に均等な丸みを持つ鋳造というのは、鉄気(かなけ)を嫌います。少しでも機械を使って真っ直ぐな平面を出してしまうと、全てが歪んで見え始めます。
ですから、サイトラインのような線1本でも高い技術が要求されるのですが、面を削るのは非常に難しい加工となります。
試しに、オデッセイホワイトホットアイスのトップブレードがどれくらい歪んでいるのか(丸みがついているのか)、パラっと機械で削ってみたのが上の画像です。
「真ん中しか削れない=回りが極端にダレている」という状態です。
このトップブレードの修正ですが、より精度を上げるため、ピン型パターのようにネックとトップブレードを切り離しました(左上の画像)。それからトップブレードにラウンドを付けたのが右上の画像になります。
そして先端部分をに機械を当ててダレを取り除きました。形状が変わらない程度に僅か0.5mm程度です。これで完全なピン角が出せました。
このパターはステンレスですので、このままヘアラインで仕上げてもいいですし、ブラストしてもいいですし、簡単なスプレー缶塗装くらいならゴールドファクトリーでもできます。
投稿者 M.Sasaya : 15:12
2011年04月15日
オデッセイのサイトライン彫刻とネック調整
こちらはマーク金井さんがプロデュースするアナライズ神田スタジオの営業部長T島さんのODESSEY Black Series iXの#9番です。スペックシートではオーダー番号#534で紹介させて頂きました。
アナライズT島さんのブログはこちら → http://ameblo.jp/analyze-tjima/entrylist.html
現在ゴールドファクトリーでは300件以上のパターの計測スペックを公開していますが、オデッセイのパターが吊るしの状態でメーカー発表通りのスペックだったものは1本としてありません。
このパターはネック調整してサイトラインを入れ直して使うのは常識です。まして、ゴルフ業界の人間ならば吊るしのまま使っているなどということがあればちょっと恥ずかしいですね。
T島さんのように、業界の人間はきちんと調整して使っているということをご理解下さい。
オリジナルのデザインはTPA18というパターで、ライ角はL字を基準として設計されていましたので、74度前後が本来の基準です。せめて72度はほしい形状のパターだと覚えておいてください。フェースアングルは4度オープンが推奨ですが、ロフトがあまりにも少ないので3度オープン程度がいいでしょう。
ゴルフ業界のプロのかたで(ショップさん等)、ゴールドファクトリーに注文するのは恥ずかしいという場合は、言って頂ければ完全非公開で、きちんと機密扱いに致しますのでお申し付け下さい。そのまま無調整で使われているよりは全然いいと思います。
現在はゴルフ産業支援のため、業界内の注文を優先して対応させて頂いております。この機会に是非ご利用下さい。
投稿者 M.Sasaya : 15:34
2011年02月17日
ODESSEY#9のサイトライン加工とGマーク刻印
こちらはサイトラインの延長加工のご注文でが、信頼のあかしGマーク彫刻も合わせてご注文頂きました。
到着時のスペックはライ角が70度、フェースアングル0度、ロフト3度、必然的にリアルロフトも3度です。
最近は到着時にスペックを計測して、平均値もしくは推奨値とは異なるものについてはご連絡させて頂いて、出荷時のスペックは到着時と合わせるのか、ネック調整するのかを相談させて頂いております。
※特に問題がなさそうな場合は何もご連絡しませんが、到着時のスペックは必ず確認しておりますので、ご安心下さい。
投稿者 M.Sasaya : 13:01
2011年02月01日
ODESSEY#9のサイトライン加工
同じみになりました。オデッセイのサイトラインの延長加工。ゴールドファクトリーのお客様はみなさん加工されています。
こちらはワンポイント、サークルGの彫刻のご注文頂きました。ナイスセンスですね。
オデッセイのサイトライン延長加工は他店で加工されたものは、かなり多数の修正加工を承っております。
このマークは信頼の証です。是非、同時加工のご注文下さい。
投稿者 M.Sasaya : 13:55
2010年12月15日
ODYSSEY TRYHOT 2iXにタングステンインサート
こちらは同じくオデッセイのトライホットですが2iXです。直径12ミリのタングステンをインサートしました。
深さも同じく5mmが限界だと思います。合わせて10gアップです。
ネジの削れかたを比べてほしいのですが、このパターはヒールが薄く、トゥにボリュームを持たせたデザインになっています。そのためトゥのほうはもっと深く削る余裕があっても、ヒール側が削れません。
イメージして頂きたいのですが、これだけ小さなものをインサートしただけで10gも重さがアップします。インサートする位置や深さ、そしてバランスというのが非常に大切になります。
適当にインサートしたのでは芯がずれてしまいます。他店で加工されたパターは今のところ確認できたものの大半がずれていました。
タングステン加工がされているパターをお買い求めの際は、ゴールドファクトリーのスペックシート(加工証明書)が添付されていることをご確認下さい。
投稿者 M.Sasaya : 10:35
2010年12月14日
ODYSSEY BLACK SERIES iX 9にタングステンインサート
意外とオデッセイの9番はサイトライン加工ばかりで、タングステン加工のご依頼が少ないのですが、こちらもボルトがちょうどあるので直径12ミリのタングステンは深さ5ミリが限界です。
こちらのお客さまからご祝儀を頂いたそうなので、よく入るパターになるように、私が全ての作業を担当させて頂いております。
直径12ミリのタングステンを5ミリ厚で2ヶ所インサートして10gアップですが、+私の魂(スピリット)が入りますので、もう少し重くなります。
サイトラインも綺麗な角溝で段差なく1本に繋がりました。こちらもゴールドファクトリーならではの加工だと思います。最高の出来栄えに仕上がりました。
投稿者 M.Sasaya : 17:30
ODYSSEY TRYHOT 3iXにタングステンインサート
こちらはオデッセイのトライホット3です。
ちょうどタングステンを入れる付近にボルトが入っていて、バックフェースを繋いでいます。ボルトを削りきってしまうと分解してしまいますので、タングステンをインサートできる深さは5ミリが限界かと思います。
直径12ミリのタングステンを5ミリ厚で2ヶ所インサートして10gアップしました。
投稿者 M.Sasaya : 17:20
2010年12月07日
ODESSEY Black Seriesにタングステンインサート
オデッセイの#9にタングステンをインサートしました。
直径9ミリのタングステンを6.5ミリだけインサートしたので、ウェイトの微調整程度です。タングステンはオリハルコンに象嵌されているものを使います。
このパターはフェース側が軟鉄、バックフェース側がタングステンでできていて、バックフェース側はフェースからボルトで固定されています。更に、ボルト上からフェースの白い樹脂が接着されているようです。
タングステンをインサートするあたりに丁度ボルトがあるので、内部構造を可視することができます。
こちらが厚みを6.5ミリに削り直したタングステンです。純銀のピンが5本インサートされています。
正確な厚みは0.1ミリ薄くして、6.4ミリです。0.1ミリ単位の微調整を正確にしないとデコボコしたり、引っかかりができてしまったりします。
本体のタングステンを入れる穴を切削するフライス盤という機械と、タングステンを削る旋盤(レース盤)という2種類の異なる機械を買い揃え、同じ職人が操って初めて”精度”の高い加工ができます。
投稿者 M.Sasaya : 13:23
2010年10月28日
ODESSEY Black Series 2-BALL BLADE
まだペイントを入れていませんが、それぞれのラインを繋げました。
これはかなり難しい加工の部類に入るかと思います。このパターは3枚のプレートの組み合わせで作られていますので、削り出しパターのような精度で2つのボールが正確にセンターにある分けではありません。
ボールを無視して、パターのセンターにラインを引いても、ボールのセンターを射ることはありません。
ですので、初めてにそれぞれのボールのセンターにラインを引いておいて、そのラインを延長するという作業が必要になります。
また、2つのボールはそれぞれ角度が違いますし、ボールとボールの間の面、ボールよりフェースよりの面、ボールよりバックフェースよりの面はそれぞれ角度が異なりますので、その都度角度を変えて切削する必要があります。
ものすごく深い線を切削すれば1回で1本の線を切削できますが、深いところと浅いところの差ができてしまい、角度によって歪んで見えるようになってしまいます。今回はどの場所でも全て均一に0.5ミリの深さで切削してあります。
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以下、10月26日の記事です。
こちらはゴルフボールのラインマーカーの3本線(ピッチが9.8ミリ、太さが1.2ミリです)に合わせて3本のサイトラインを切削するというご依頼です。
3本線が入ったボールが1列に3つ並ぶというイメージだと思いますが、イメージ通りに仕上がっていますでしょうか?
投稿者 M.Sasaya : 15:00
2010年09月27日
ODESSEY Black Series iX#9 Tungsten Insert
オデッセイの#9のソールにタングステンインサートのご注文です。
タングステンがインサートできるのはトゥとヒールの極僅かな部分のみ。フランジが広いため、それ以外の部分はペラペラですし、タングステン部分にタングステンをインサートしても意味がありません。
それぞれの穴の深さは6mmで、12gアップとなります。
ちょうどフェースからボディーを繋ぐためのボルトが止まっている部分なので、おそらく限界の深さかと思います。ボルトは半分以上削ってしまうと外れてしまう可能性があります。
これからタングステンを接着と、組み立てをします。
投稿者 M.Sasaya : 16:55
2010年07月27日
ODESSEY Custom order(2009,7,27)
こちらはネック調整とサイトライン加工のご依頼です(1番がネック調整、9番がサイトライン加工)。
ODESSEY Black Series #1
Lie Angle: 68.5°
Face Angle: 1°(open)
Loft Angle(Sole): 3°
Real Loft Angle: 3°
ODESSEY Black Series iX #9
Lie Angle: 70°
Face Angle: 2.5°(close)
Loft Angle(Sole): 3°
Real Loft Angle: 4°
随分と、クローズでフラットになっています。この状態で販売されていたとは考えずらいスペックですので、もともとこの状態だったのか、調整されたのか。調整したのであれば、その時の依頼はどういったものだったのか。
少しリスニングさせて頂いて、調整させて頂いたほうがいいようです。
投稿者 M.Sasaya : 15:33
2010年07月13日
ODESSEY Black Series 2-BALL BLADE
こちらはサイトライン彫刻、ネック調整、そしてソールプレートを止めているネジを外そうとして折ってしまったそうです。折れたネジの除去、新ネジ開け、装着を行いました。
ネジは星型のネジなどや規格外のネジを使ってあえて取れなくしてあるのは、取ろうとすると折れることを暗示しています。一般の方がいじるには少し危険です。
万が一折れてしまった場合には、除去するのに最低でもパターがもう1本買えるくらいの金額が必要になります。ネジは”焼きいれ”されているため、刀のように硬い鋼鉄でできています。どうしても取るという場合には、放電加工機を使って10万円というのが相場です。
今回は放電加工機を使わず、上手く取り除き、穴を広げてネジを切り直してごまかしました。なんとか安価には済ませられましたが、残念ながらはじめと全く同じ状態には戻っていません。
ですが、こういうことが起きてしまった時は諦めず、是非ゴールドファクトリーにお問合せ下さい。なるべくご希望に沿った方法で加工ができるように相談させて頂きたいと思います。
■ODESSEY Black Series 2-BALL BLADE
Total Weight: 568g
Head Weight: 354g
Swing Weight: D7.9
Lie Angle: 73°
Loft Angle(Sole): 4°
Real Loft Angle: 3°
Face Angle: 3°(open)
Frequency: 410cpm
Shaft: Shimada Scotty Cameron Type160g(32inch)
Grip: ODESSEY
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以下、7月12日の記事です。
ODESSEY Black Series 2-BALL BLADEのサイトライン加工です。
以前から、よくご注文頂いていた加工なのですが、樹脂が溶けたりという心配があったのでお断りしていたのですが、全く問題なく切削できました。
ラインも2-BALLの枠内にきっちり収めることもできますし、貫通で入れることも可能です。
これで通常の1本分のお値段なので割安だと思います。是非お問合せ下さい。
投稿者 M.Sasaya : 18:00
2010年07月02日
ODESSEY WHITE ICE iX 9(オウンネーム彫刻)
こちらは東京ショールームでご注文頂きましたパターのオウンネーム彫刻です。
ODESSEY WHITE ICE iX 9
Head Weight: 353g
Total Weight: 536g
Swing Weight: C6.7
Lie Angle: 70°
Loft Angle(Sole): 4.5°
Real Loft Angle: 3.5°
Face Angle: 3°
プロはどうして柔らかい樹脂インサートのパターを使うんですか?という質問を受けることがあります。使うのは契約の問題です。本当はほとんどのプロが硬いフェースのパターが使いたがってます。石原遼プロくらいのネームバリューがあればインサートの無いパターも作って貰えるでしょうし、宮里藍プロのように樹脂インサートの中にスチールをインサートしたものを作って貰うこともできます。ですが、それ以外のプロは見た目は市販品と同じものでなければなりません。ですから、見た目は同じでも、実際には硬めの樹脂をインサートしたものを支給されているそうです。などと説明したことがあるのですが、まさにプロに支給されていた硬めの樹脂がインサートされているのがこちらのパターのようです。
実際のところは分りませんが、ほとんど全員が同じ硬さのフェースを好んで使っている状況というのは異様です。なんらかの政治力が働いているのは間違いありません。柔らかいものを好む人もいれば、硬いのを好む人もいるのが自然だと思います。
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ゴールドファクトリー東京ショールーム
〒165-0026 東京都中野区新井1-6-6
ゴルフショップ Club-T 内 ゴールドファクトリーショールームスペース
TEL/FAX: 03-3387-5632
投稿者 M.Sasaya : 17:29
2010年06月11日
スパイダーのセンターネックのすげかえ
組立てが終わりました。センターネックを切断し、ダブルベント用のネックを溶接、シャフトを他のパターから持ってきて組立てました。
これは正直大変でした。分解と組立てが個数を経験しないとかなり苦労すると思います。
溶接とメッキという外注を2社跨ぐので、時間も30日程度掛かりました。
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以下、5月13日の記事です。
こちらは先日バラしたスパイダーの本体の剥離が終った状態です。
剥離すると、メッキする前の状態が現れます。雑な下地処理がされていれば、雑な下地が現れますし、時にはマジックで付けた何かの印やメモが現れることもありますが、このパターの下地は非常に丁寧に処理されており、ツートンカラーのヘアライン処理とブラスト処理がされています。この後、ネックを切断し、ダブルベント用のネックを溶接します。
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以下、5月10日の記事です。
こちらは長尺用のスパイダーのヘッドです。バラして、本体を取り出し、メッキを剥離し、ネックを切断、ダブルベントシャフト用のネックを溶接し、再メッキ、アッセンブルします。
長尺用と短尺用では極端に重さが違いますが、重さの違いは右上の画像のように真鍮のプレートをボルトで固定しているだけのようです。
もし重くしたいということだけでしたら、内部になんらかの形でウェイトを仕込んで調整可能のようです。
スパイダーをバラすのはこれで2回目ですが、あまりに複雑な構造のため、綺麗にバラそうと思うと1日がかりです。
バラしかたですが。熱を掛けてフェースインサートを接着している接着剤をブレークさせ、フェースを取り除くとボルトが現れます。ボルトを外ずし、熱を掛けてソールプレートを接着している接着剤をブレークさせます。その状態でコンプレッサーで圧縮したエアーをフェースのボルト穴から送り、ソールプレートを内部から圧を掛けて外します。ソールプレートを外すと、本体と枠を固定しているボルトが現れるので、それらを外すと枠が外れます。
後に残るのは熱で溶けた、ペンキや、シリコン、接着剤などですが、これらを綺麗に処理して完了ですが、気が付いてみると1日くらい掛かっているような状態です。
この分解作業に比べるとオデッセイのブラックシリーズの分解作業のほうが遥かに容易に感じられます。
投稿者 M.Sasaya : 16:30
2010年06月10日
ODYSSEYのサイトライン加工(2010年6月10日のオーダー)
こちらのお客様はオデッセイ#9Xがこれで2本目ですね。その他旧モデルの#9を1本で、合計3本ご注文頂いたおります。
投稿者 M.Sasaya : 16:46
2010年05月20日
オデッセイブラックシリーズインサート#9のサイトライン加工
こちらはお馴染みオデッセイの#9ですが、ブラックシリーズインサートというフェースインサートモデルですね。
画像は1つですが、この他に同じオデッセイの#9のサイトラインの延長加工を複数本行いました。そのうち1つは他店でサイトライン加工されたものなのですが、加工が雑だったので修復依頼です。
他店で加工したパターの修理が最近非常に多いのですが、ゴールドファクトリーで加工したものと、他店で加工したものをゴールドファクトリーで加工したものでは、前者のほうが仕上がりが美しいと思います。状態にもよりますが、あくまでも直しですので、綺麗に仕上げるのは限界があります。
多少値段が高くつくだけならばしょうがないですが、高くついた上に仕上がりもパーフェクトでないというのは非常に勿体無いことだと思います。
サイトライン加工はゴールドファクトリーの十八番です。10数年前からやっていますので、業界的にはゴールドファクトリーが最初だと言われています。そしてこの注文のトップシェアはゴールドファクトリーが持っています。安心してご注文下さい。
投稿者 M.Sasaya : 13:35
2010年04月26日
Odessey Black Series Tour Design
こちらはネックの付け替えがメインの加工ではありますが、チューンナップやリフィニッシュというレベルでの加工ではなく、作り直しという表現が近いと思います。BBGOLFさんからのご注文です。
まず、分解ですがタングステン部分のジョイントを外し、それぞれのプレートなどを外し、メッキを剥離。クランクネックを切断後、新しいサンタフェネックを溶接。本体はソフトブラックメッキ加工をして組立てました。もちろんサイトラインも追加しました。
ネックの付け替えまではしなくても、再メッキだけなら安価で、他の人との違いを明らかにできます。やはりメーカー組立ては苦労したあとが見受けられましたが、色々と問題もありそうなので、念のためゴールドファクトリーで組み直すのも価値があるかと思います。
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以下2010年4月7日の記事です。
先日分解したオデッセイブラックシリーズ・ツアーデザインの剥離が完了しました。
これからネックを切断し、サンタフェ調のネックを溶接します。
メッキを剥離してみると、ヘッドの削りだしだけでなく、ステップ内部のザグリまで全てがコンピューター制御されているのが確認できます。量産品の技術進歩は恐ろしいものがありますね。このレベルの加工をするのは、コンピューター制御を使わないハンドメイドのゴールドファクトリーでは正直無理です。
ですが、ここまで精巧に作られたヘッドが、どうして仕上げ処理をしてメッキして組立てされると陳腐な安っぽいパターになってしまうのか不思議でなりません。
仕上げ処理だけでも、日本国内で行うなどすればまた違ってくるのではないでしょうか。残念ですね。
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以下2010年3月30日の記事です。
Odessey Black Series Tour Designの改造依頼です。
専用レンチが入荷してなかったので、何件かのお客様にお待ち頂いておりましたが、先ほどレンチ(ボールスターレンチ)で外して分解しました。
こちらのボールスターレンチは1本1000円でお分けします。ご希望の方はメール下さい。
info@goldsfactory.comまで。
レンチ1本あれば、ジェルを充填してウェイト調整できそうです。
タングステンと本体の間は樹脂の板と両面テープで、トゥとヒールの2ヶ所を割りピンで固定し、更に星型のボルトで固定されています。接着剤は一切使われていません。
タングステンの内側にはアルファベットの文字がケガキしてありました。組立に苦労した形跡があります。
タングステンは本物らしく、70g以上の重さがありました。本体はタングステンで重くなる分、完全に空洞になっています。タングステンのほうにも空洞を作って重さを落としています。重量調整に苦労した形跡があります。
サイトラインは潔くシルクスクリーンになりました。その他のロゴなどもほとんどがシルクスクリーンかエンブレムステッカーになっていて、彫刻はミルドされたものではなく、レーザー彫刻っぽい仕上がりになっています。
投稿者 M.Sasaya : 10:00
2010年04月24日
2種類のオデッセイ#9サイトライン入れ
お馴染みになりまました、オデッセイのサイトライン入れ加工です。
こちらは取扱店契約外の一般のゴルフショップさんからのご注文だそうです。この加工の必要性が広く定着してきたようで嬉しい限りです。
必ずサイトラインの延長はしないと良くないと思いまし、デザインの起源となるTPA18というパターにはサイトラインが5本も入っています。この5本のサイトラインは細めのラインで、3本が白、2本が金色になっているのですが、はっきりとストレートを意識させるデザインになっており、マレット形状とのマッチングが良かったために評価されたパターなので、サイトラインが半分しかないとか、シルクスクリーンいうのは本来のTPA18の性能を100%発揮していません。
今回2本加工しましたが微妙に形状が異なります。右側のパターはキャビティーが深くなっているのが分かると思います。そしてサイトラインはそのキャビティーの奥のほうまで逆側も延長しました。
この加工が普通はできません。こういった部分が自社で加工できるのか、どこかゴルフを知らない工場にOEMで依頼しているだけなのかで違ってきます。お気をつけ下さい。
投稿者 M.Sasaya : 10:00
2010年04月12日
オデッセイブラックシリーズのサイトライン加工
こちらもたびたびブログで紹介していますので、なんら画像も変わりませんが、常にご注文頂いている加工です。
大変人気の加工で、ブログを見て頂いている方々のほとんどがご注文頂いている注文だと思いますので、参考までにアップさせて頂きます。
ノーマルでは途中で切れているラインの延長です。当然、石原遼君が愛用しているものもこのようにサイトラインが延長されています。
オデッセイの販売開始当時のカタログはサイトラインが延長されていましたが、実際に製造してみるとタングステンのドッキングの際にサイトラインが繋がらなかったため、実際に販売されているものはサイトラインが途中で切ってしまったようです。
投稿者 M.Sasaya : 10:00
2010年04月09日
オデッセイブラックシリーズのウェイト調整
こちらは以前サイトライン加工のご注文を頂いたオデッセイブラックシリーズのレフティーですが、少し重く感じるということで、タングステン部分を切削してウェイトダウンさせました。
アルミインサートなどの方法も多々ご用意しておりますが、このように太目のスリットでウェイトを落としてしまうのが、一番容易に重量調整がしやすく、シンプルで安価な加工だと思います。
ちなみに、新しいブラックシリーズは分解して内部をみてみると、これと同じようなスリットを何ヶ所か入れてウェイト調整してありました。ウェイト調整の一般的な方法だと思います。
投稿者 M.Sasaya : 10:00
2010年02月16日
Tri Hot #3 ソールタングステン加工
トライホットは生産量が少な目に押さえられた商品で、生産終了後にプロが使い出したことが影響して、今となっては入手が困難な商品なんだそうです。
ちょうど、発売開始した時の展示会を見に行きましたが、生産量を抑えたというよりは、それまで安価なホワイトホットを売っていたメーカーが高価なパターを出すということで、少しビビッていた感じだったと思います。
このパターはフェースインサートを接着する前にフェースからタングステンをボルトオンし、ボルトの上からフェースを接着しています。
内部構造は上の画像のようになっていますので、タングステンインサートはきちんとした工場に注文しないと空中分解する恐れがあります。
当社ではすでに多くの本数を加工していますが、インサートするタングステンの深さは6ミリと抑え目にし、12gアップまでとしています。
このタングステンを10ミリから6ミリ厚に削り直したりするところも容易ではなく、どこの工場でもできるということではないと思います。
画像のように、フェースとボルトの間には少しの隙間がありますので、気を付けないと音鳴り等の原因にもなります。
ホワイトホットの場合、一度タングステンを接着してしまうと外すのは容易ではありません。通常は高温を掛けて接着剤をブレークさせるのですが、ホワイトホットの場合はフェースなどの樹脂系素材が溶けてしまいます。
ただ10ミリ厚のタングステンを6ミリにしてインサートするのかと思ったらオリハルコンなんですね(汗)。
すごいですね。テンションが上がったので私自ら前倒しでタングステンの旋盤加工して、外径11.90ミリ、厚さ6.10ミリ、誤差100分の1ミリ以下で削り出しておきました。
6ミリ厚のタングステンを2つインサートして12gアップですが、12gアップしてさえ345gしかありませんから、もともとの重さはおそらく333g程度しかありません。このパターのタングステンインサートはマストですね。
更にオリハルコンならば、もしたまたまトライホットを持っている同伴競技者と回ることになって、「同じパターですね。」って言われても、「同じじゃねーよ。」って思った瞬間、メンタル的な勝敗が付きます。
投稿者 M.Sasaya : 13:34
2009年11月06日
オデッセイ・ブラックシリーズ#1サイトライン加工
ブラックシリーズのサイトラインの延長加工です。こちらはすでにお馴染みになりましたが、このパターを使うのであれば、サイトラインのチューンナップはもはやマストですね。そのまま使っていて笑われたというお客さんがいらっしゃいました。
但し、簡単な加工に見えて、元のサイトラインとの調和、補正、調整という部分を考えるとノウハウの必要な難しい加工です。信頼のできる工場にご注文下さい。
投稿者 M.Sasaya : 16:57
2009年10月30日
ODYSSEY Black Series 9(Lefty)のサイトライン加工
お馴染みのサイトラインの延長加工です。
こちらはトップブレードの横サイトラインもゴールドファクトリーで切削しました。横サイトラインが入っているモデルと入ってないモデルがあるようなのですが、純正とゴールドファクトリーで切削したものとどちらが綺麗でしょうか。以前加工したレギュラーハンドのものと比較してみて下さい。
投稿者 M.Sasaya : 12:17
2009年10月21日
ODYSSEY Black Series 9のサイトライン加工
こちらは御馴染みの加工になりましたが、ODYSSEY Black Series 9のサイトライン加工です。
ODYSSEY Black Series 9は石川遼プロが使用しているモデルなので、こちらは定期的に加工依頼が来ています。
その他、ODYSSEY Black Seriesをお持ちの方がいらしたら是非サイトライン加工をお申し付け下さい。
投稿者 M.Sasaya : 13:32
2009年10月02日
ホワイトホットixブレードにサイトライン加工
オデッセイブラックシリーズにサイトラインを彫刻しました。
トップブレードの色を剥離して黒に。フランジにサイトラインを彫刻しました。トップブレードとフランジでは20ミリ以上の高低差があります。真っ直ぐに構えているつもりでも、トゥは若干上がって構えているものです。その為、トップブレードとフランジのサイトラインは一直線にはならないので、通常両方にラインを彫刻するのは邪道とされています。あえて練習用というのであれば別ですが。
こちらのお客様はそのへんのことをよくご存知なのか、トップブレードのラインをブラックアウトすることでフランジのラインに集中できるようにしたようです。意識しなければ気にならず、意識してアドレスをチェックすることもできるような仕様になりました。有りだと思います。
投稿者 M.Sasaya : 12:00
2009年09月28日
ODYSSEY Black Series 9のサイトライン加工
こちらも同じみの加工になってきました。オデッセイのサイトラインの延長加工です。
このパターは本体とバックフェース側のタングステンパーツの2ピース構造になっています。その為、本体とタングステンそれぞれにサイトラインを彫刻し、合体させるとラインが正確に重ならないため、本体側にしかサイトラインが彫刻されていないようです。
計測したところ、このパターで本体のサイトラインは0.1ミリ~0.3ミリ程度ヒール側にサイトラインが寄っていました。バックフェースのタングステンパーツが正確にセンターにサイトラインが彫刻されていたら0.1ミリ~0.3ミリの段差ができてしまっていました。たいした誤差ではありませんが、目で見たら激しい段差だと思います。その段差を作らないために本体にしかサイトラインは彫刻されていないんだと思います。
今回0.1ミリヒール側にセンターをずらして元のサイトラインものとも新しくラインを切削しなおしました。太さは1.5ミリにしました。
このパターはオデッセイの中でも非常に高価で、サイトラインの延長加工をする価値が充分にあるパターです。必ずサイトラインの延長加工はしたほうがいいと思います。しかし、誤差があるので、それなりのノウハウが必要になるパターです。安物のサイトライン加工では色々な問題が発生しますので、是非当社の精度の高い加工をお申し付け下さい。
投稿者 M.Sasaya : 16:36
