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2011年03月11日

フェース面の平面精度

10年くらい前の話になると思いますが、ゴールドファクトリーが加工するパターのフェースの平面精度は非常に高い。しかし、スコッティーキャメロンのフェースの平面精度は非常に低く、平らではないとインターネットで発表して、スコッティーキャメロンのファンの方々を多く敵に回しました。

スペックシートのリストを見て頂ければ分るように、現在のスコッティーキャメロンのパターの精度は非常に高いものとなっていますが、昔はそうではありませんでした。

それはスコッティーキャメロンが昔販売していたパターを確認すれば明らかなことです。

例えばこちらのパターですが、非常に状態が良かったのですがフェースの真ん中あたりが0.12mmほどへこんでいました。Next GenerationPZmillingのグルーブの深さがちょうど0.12mmですから、端っこしか削れず、真ん中はそのまま無傷で残ってしまう状態。

フェースを0.13mmほど削り、平らにしてからNext GenerationPZmillingをしました。その分、ヒールのロゴが薄くなってしまったかもしれません。

こういった加工もやってみるまでお客様のほうでも、当方でも分らない部分ですが、もちろん追加料金も掛かりませんし、フェースの真ん中が削れていない状態のままで、運が悪かったですねと言って返送することもありません。

それ以外の部分はフル研磨してあります。目でみて分る範囲の修正を加えました。これからガンブルー(黒色酸化皮膜)に出します。錆の根などの影響で出るピンホールなどが発生しなければいいのですが。祈りつつ、メッキ工場に送ります。

投稿者 M.Sasaya : 08:00

2011年03月10日

クレーム産業と呼ばれる特注加工業

特注加工というのは存在していないものを新たに生み出すということです。

どのような加工をしたら良くなるのかは”感”です。そして思った通りになるか否かは”運”です。

無駄になることもあるでしょうが”感”を養うことはゴルフの技術を身に付けることと同様に重要ですし、”感”を養わなければ、いつまで経っても無駄に浪費を続けます。

「”運”ではなく、思った通りに仕上げてくれなきゃ困るんだよ。」と言われたお客さんもいましたが、思っているデザインというのはその人の頭の中だけにあるものです。

作った結果の状態というのは完成するまで確認することはできませんし、それはお客様だけでなく、我々にも分らないことです。

更に、思った通りに仕上がっても、それがその人にとって良いのか悪いのかは”運”だということです。
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実際にどのようなトラブルがあるのかを例にとって説明すれば、より快適な取引をして頂けるのではないかと思うのですが、どのようなトラブルがあったかということは加工における守秘義務と考えておりますので、詳細を公開することはできません。

なかには悪質な値引き交渉をされるクレーマーのような人もいますが、お金を頂く以上はお客様です。何でも容易に公開しているような印象を持たれるかもしれませんが、こういった守秘義務は重要だと考えています。

そこで、クレームをゴールドファクトリーで購入させて頂いて、紹介させて頂くことにしました。
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今回、すでに1ヵ月前に加工したセンターネックの溶接加工ですが、加工したネックではなく、フェースの様子が変わってしまったので、安価でNext Generation PZmillingの加工をしてほしいというクレームです。

クレーム対応は納品後7日までと特定商取引法に記載された契約での取引ですので、もちろん対応は不可です。

フェースに傷がついていますが、もともと使用済みのヘッドなので、当初からによるものです。

フェースのミーリングの状態が元の状態と比べて何か少し変わったしまったというクレームで、対応案としてNext Generation PZmillingを安価に加工してほしいというものでしたが、実際に返送されてきたものを確認すると、ここまで完璧な状態で仕上がっているので、元の状態と変わってしまったことが気に入らなかったのか、それを理由にした単なる値引き交渉なのか、判定が難しいところです。

店頭での取引ではないので、現物の状態は最終的に返送されてくるまでは確認できず、1ヶ月前の記憶を頼りに行わないとならないというのもこの取引の難しさの1つです。

ネックを溶接する際にヘッドは何百度という温度になり、焼きついてしまいますので、ネック付近だけでなく、全体を仕上げし直しています。

フェース面は茶色く焼きつきますので、磨いて焼きを取ります。ソールも同様です。バックフェースはビーズブラストで仕上げなおし、ペイントは全て焦げてしまいますので、再塗装しています。

元の状態と違うから、弁償してほしい、交換してほしい、違う加工をしてほしいと言うクレームが非常に多いのですが、元の状態と違うということをミスだと考えるのは、あまりに量産品的な考え方です。

元の状態と違くなったことを気に入るか否かは、”運”です。あくまでも元の状態をベースに新しいものを作り出すことが、特注加工ですので、それを気に入られるか否かは”運”でしかありません。

その為、当社のような特注加工をする商売をクレーム産業と言います。元の状態とここが違うあそこが違うと言い出せば、すべての場所にクレームを付けることができます。

元の状態と変わったことが、何か性能に影響することであれば問題ですが、それ以外のクレームは一切認められません。

「思ってた打感と違かったら交換してくれるのか?」とか「思ってた通りに仕上がらなかったら返品してもいいか?」と、こちらの柔らかいところを突付きながら交渉される人がいるのですが、そういうクレームに繋がる可能性がある人のご注文は全てお断りさせて頂きます。

「他社製品加工基準の審査に通りませんでした。今回は加工できません。」というメールが返信されます。

これはそういった素振りが過去に感じられたことがあったということですが、詳細は聞かれても非公開とさせて頂いております。

ですが、あくまでも特注加工は自己責任の範囲内でと思って楽しんで頂けているお客様には基本的に全くの無関係なことだと思います。

今回のこちらのパターのフェース面も確認して頂ければ、一般的なお客様であれば、クレームが付けられるような形跡は見当たらないのは明らかだと思います。

自分の感による失敗や運の悪さを、責任転換しようとしたりしなければ何も問題ないことです。

投稿者 M.Sasaya : 15:00

2010年02月24日

Answer No.2 + PZmilling

こちらはアメリカのディストリビューターでTour Spec Golfさんからのご注文です。

Tour Spec Golfは世界的に影響力のあるブログを持っていて、ゴールドファクトリーの話題もよく取り上げられています。それによってゴールドファクトリーが世界的に取扱店を増やせるようなブランドなったと言っても過言ではありません。

また、EPONのゴルフクラブを世界的に紹介したEPONのアメリカ・ディストリビューターとしても有名です。EPONのモデル名称にもなっているAF501やAF502というAFの意味ですが、アブソリュートフォージド(Absolute Foged)、純然たる絶対の鍛造というネーミングはTario Cham(タリオ チャム)というTour Spec Golfのウェブデザイナーが考えたものです。

ゴールドファクトリーのトップページにあるフラッシュのキャッチコピーも同じデザイナーが考えたフレーズなのですが、アブソリュートフォージドというのは如何にも彼らしい形容詞の使い方。なかなか日本人には思いつかない言葉だと思います。

今では、世界中のゴルファーがアブソリュートフォージドという言葉を口にします。EPONも世界的に有名なブランドになりました。日本ではエポンと呼ばれていますが、海外ではイーポンと発音します。こういった日本の製品の良さを世界に紹介しようというのがTour Spec Golfです。

そのブログがこちらですGolf To Impress

最近は日本向けのページも作っているそうでGDOブログにも参加されているそうです。
そのブログはこちらPro Golf Studio

どうぞよろしく。

投稿者 M.Sasaya : 12:00

2010年02月23日

GF01B + PZmilling

こちらはインドネシアの取扱店でPT.TOPINDO LUCKY SPORTSというお店からのご注文です。

先日のゴルフフェアでお会いした時に10万円前後のパターのご注文を十数本頂きました。
インドネシアでもオーダーメイドのゴルフクラブが少しずつ認知されて来ています。

最近ではインドネシアには付加価値の高い日本製のゴルフクラブを取り扱うお店が何社かあるようですが、TOPGOLFさんはインドネシアで初めて日本製のゴルフクラブを紹介したお店で、このお店を拠点にオーダーメイドのゴルフクラブが浸透していっています。

投稿者 M.Sasaya : 15:34

2009年10月22日

P201 + PZmilling再加工

 

こちらはゴールドファクトリーとして独立して作った第一作目の作品のひとつですが、今日までかけて色々な加工を施し、育て上げたパターです。

今回はPZmilling処理をしました。

投稿者 M.Sasaya : 12:00

2009年09月15日

Answer No.2 + PZmilling

こちらはオンラインショップへのご注文でAnswer No.2 SUS303です。

フェース面はPZmillingにしました。

ロゴはフェースヒールにGマークのサークル無し、トゥにイニシャル。バックフェースはHPロゴ、サイドのステップにSUS303とオウンネームをハンドスタンプで入れました。ソールにはパーシャルビックGマークです。

そしてサイトラインですね。

投稿者 M.Sasaya : 16:21

2009年03月02日

GF01A Fe 最後の1本


こちらはBBGOLFさんからご注文頂きましたパターですが既に完売したGA01 Feの最後の1本です。

1本だけ在庫があったのですが、既にフェースにPZmillingが切削されてしまっていたので、残っていたパターですが、そのままの仕様でOKとのことでしたので、BBGOLFさんに嫁ぎました。

刻印関係はBBGOLFさんオリジナルのクローバーGマーク、そしてGマークの周りに350G、バーティカルなGOLD'S FACTORYがフェース面ネック下、ダンシングがバックフェースに彫刻されています。

投稿者 M.Sasaya : 11:45

2008年12月11日

Putter Face Milling

パターのフェースミーリングですが、より差をつけるために荒目を変更しました。

ミーリングの種類はファインミーリング、中目、粗め、PZmillingがあります。

ファインミーリングは鏡面に近く、中目は文目(アヤメ)、粗目は片目のラウンド、PZミーリングは横目になります。

↓以下、画像をクリックすると大きくなりますので、大きくして確認してください。

こちらが中目になります。この文目(アヤメ)は多少粗く、細かくはできるのですが、粗目にするには限界があるので、粗目は模様を変えることにしました。

細目はこれの少し薄い感じになります。ファインミーリングは鏡面に近いものです。

こちらが今日から採用することにした粗目です。

目の深さは中目が0.06ミリなのに対して、0.1ミリと深めです。

上の写真はスライス目になっています(ひっかけなさそうに見える方向)、フック目もできますが、見た目だけの問題で実際のパッティングには影響しません。


更にこちらは有料の加工になりますが、PZ Millingと呼ばれるミーリング。

目は横目で深さは0.13ミリと最も深くなっています。

目の粗さは深いほどボールが潰れてくっつく時間が長くなるので、フェースの向きよりも振った方向に飛び出しやすくなり、細かいほどボールが潰れづらく、球離れが早くなるので、振った方向よりもフェースの向いている方向に飛び出しやすくなります。

打った時の感触ですが、粗目の場合はボールが潰れるのでボールが柔らかく感じます。細目になるほどボールが潰れづらく、力の伝道率が高くなるので、パターが柔らかく感じます。


投稿者 M.Sasaya : 15:16

2007年12月18日

PZ Milling Face

303Soft Stainless No.2のフェースにPZミーリングを施したもの、
更にその上にGOLD'S FACTORYのHPロゴを刻印しました。

HPロゴの彫刻は困難になるかと思ったのですが、
実はPZミーリングのグルーブは深さが0.14ミリしかありません。
かなり深く切削されているように見えるかもしれませんが、
ウエッジのスコアラインが0.5ミリ(ルール適合)、ロゴの彫刻も同じく0.3~0.5ミリ。
レッドドット0.5ミリといったところで、僅かに0.1ミリを超える程度ですから、
ほとんど平らと言ってもいい状態です。

投稿者 M.Sasaya : 19:19

2007年12月03日

PZ Face Milling


このミーリングは大人気ですね。
特に海外からの注文が非常に多く、ほとんどと言ってもいいくらいです。

ですが、今まではフェースインサート47250円をご注文頂いて、そのインサートコマにこのミーリング痕を彫刻する(+15750円)という非常に高価な加工で合計63000円の加工でした。

今回、直接フェースにミーリングしてしまうという方法を考えたのですが22050円で加工できそうです。
(つまり、フェースマシンミーリング12600にP-Zoneミーリング9450円を足したような感じの加工時間で大丈夫そうです。)


このミーリングがどうして人気なのかというと、溝と溝の間(残りシロ)でボールを叩くわけですが、この間隔がなんと0.234ミリという狭さ。コピー用紙2,3枚分程度の厚みです。つまり点ですね。
そしてこの点が何本ボールに接するかというと、2本か多くても3本。

つまり2点か3点でボールをヒットするので打感的にはもっとも柔らかい状態。

どんなに粗めのミーリングでも6点、7点になりますし、YESグルーブでしたっけ?あれでも3点~4点にまたがりますので、それよりもっと打感が柔らかいと思っていいと思います。

逆に1点になってしまうとボールが飛んだり跳ねたりしてしまいますので最小限の状態です。


ただ、この溝の中ですが、磨くことが困難なので多少デコボコがあります。
量産品だとなんとかして綺麗にするのでしょうが、手作りの特注品ですし、
ボールに当たらない部分ですので、この商品の仕様ということでご了承下さい。

また、フェースに傷を付けた時の修理は容易なものではないので、
保存には充分に気を付けて頂いたほうがいいと思います。

投稿者 M.Sasaya : 18:00