2011年08月31日
Hand Grind Wedge Pw & Aw
PwとAwが完成しました。こちらはSwにサンドスロット搭載モデルを使っているお客様からのご要望ですが、PwとAwはバンカーショットに使う頻度が少ないので、低重心化や重心深度を深くするサンドスロットよりも、キャビティー効果を大きくするため比重の軽いアルミをメインにインサートしてほしいという要望で作りました。
スロットに搭載するアークリアクターとブルズアイが完成しました。
ガンブルーして、アッセンブルして完了です。インサートが多いのでガンブルー仕上げだとメンテナンスが大変なので、基本的にはメッキすることをお勧めしますが、コースから直接ゴールドファクトリーにバックを発送したりという程度の送料を負担できるお客様であれば、こちらでメンテしてご自宅へ返送、もしくは次のゴルフ場へ発送致します。
やはりクロームメッキというのは軟鉄やステンレスに比べて非常に硬い素材ですので、生材(生の軟鉄素材)のまま使用されるのが最も素材をいかした使用方法ではあります。
サンドスロットをソールではなく、バックフェースまで持ち上げて、素材を真鍮ではなくアルミニューム。更に内部にブルズアイをインサートし、もう1つの穴にはアークリアクターを搭載します。
砂の通り道(スロット)ではなく、キャビティーバック効果と振動吸収を重視してみました。ウエッジバージョンのトリニティーに近い状態です。
正直に言って、ゴールドファクトリーで一番お勧めな商品、そして割安な商品はウエッジです。超常連さんになるとゴールドファクトリーと言えば、パターではなく、ウエッジと言う人のほうが多いくらいだと思います。
ですが、あまり積極的に宣伝もしていませんし、納期は2週間と言っていますが遅れることも多々ありますし、今回作ったPwなどは納期を長く頂けるお客様にしか販売しません。
ゴールドファクトリーの商品取扱店様の中には、あまりウエッジはやる気がないのかなと思っているところもたくさんあって、あまりお客さんに勧めていないところもあるかもしれません。
なぜお勧め商品なのに、そんな非積極的な感じなのかと申しますと、形状だけだいたい作っておいて、バレル研磨機に投げ込み、グルグル回して出来上がりという量産方法ならば容易いのですが、一切バレル研磨機を使わず、手研磨だけで仕上げるゴールドファクトリーの製造方法だと、その日の気分や感情が形状に現れてしまいます。
今では、バレル研磨機を一切使わずに仕上げる製法を続けているのは世界中でゴールドファクトリーだけになってしまったと思いますが、納期に間に合わせるために急いで作ってみたり、違う作業を考えながら無造作に手を動かしているような状態ではいい物にはなりません。
そしてこの製法で作るウエッジの一番大切なことは、作り直す誠意を持つこと。納得がいかなければ何度でも作り直すという誠意が需要です。納期を意識すれば誠意が負けます。
「急いで作ることもできますが、いい物にいは仕上がりませんけれどいいですか?」とは流石にお客様には言えませんが、でも実際にそうゆう特性を持つ商品ではないでしょうか?時には1ヵ月くらい、手が動かないこともありますよ。感情がある人間が作るんですもの。
投稿者 M.Sasaya : 2011年08月31日 15:00
