2011年03月31日
Trinity Blue Version(トリニティー・ブルーバージョン)
こちらもArc Reactor(アークリアクター)、SEAL(シール)、Orbit Around-G(オービット アラウンドG)の3種類の加工をベースに製作した、Trinity(トリニティー:三位一体の意)のブルーバージョンです。
レッドバージョンは税込267,750円(本体価格255,000円)にてワンオフ・モディファイドのコーナーで販売予定です。
そしてこちらのブルーバージョンは税込281,400円(本体価格268,000円)で、こちらも近々にアップする予定です。
こちらもバックフェースにはアークリアクター、フェースヒールにはタングステンと組み合わせたシール、ソールにはオービット・アラウンドGが入っています。
トゥにもトランスルーセントブルーでカラーリングしたタングステンが入っています。
こちらはレッドバージョンに比べてブレッドインサート部分にオリハルコンを多めに使ったバージョンになっています。
投稿者 M.Sasaya : 15:37
2011年03月30日
Trinity(トリニティー):三位一体
4月1日からの営業再開に向けた、新しいチューンナップテクニックを3種類紹介致します。
Arc Reactor(アークリアクター)、SEAL(シール)、Orbit Around-G(オービット アラウンドG)の3種類、これら3種類を搭載したパターをTrinity(トリニティー:三位一体の意)と呼びます。
これらは当社で名付けた製品名ではなく、開発の過程で海外のお客様がやりとりを分りやすくするために付けた、いわば俗称(開発コード)です。
まずこちらがArc Reactor(アークリアクター)です。振動吸収用のアルミです。今まではアルマイト処理という方法で色付けするのが一般的でしたが、トランスルーセントのレッドドットでカラーリングしています。
こちら新規パター購入時の追加加工賃で7,525円(税別7,500円)になります。Arc Reactorの文字はあってもなくても同じ値段です。トランスルーセントのカラーは変更が可能です。
Orbit Around-G(オービット アラウンドG)です。オービットとは地球の軌道を回る月のような衛星の意味で、Gマークの回りを衛星が5つ回っているようなイメージとのことです。
ステンレス製の非脱着式ウェイト、こちらはスコッティーキャメロンと同じ形状のものに裏側からタングステンをインサートし、タングステン部分をトランスルーセントでペイントしてあります。
こちら新規パター購入時の追加加工賃で28,875円(税別27,500円)になります。これだけでは10g程度しかウェイトアップしませんので、更に内側にタングステンをインサートして重量調整されるケースが多いです。
こちらはSEAL(シール)、またはBulls Eyeと呼ばれているのですが、紋章のようなものをシールと呼ぶようで、アメリカ合衆国の国章はグレート・シールと呼ばれます。
アメリカのお客様は全部まとめてシールと呼ばれることが多く、シンガポールなどではアルミにレッドドット付きのタングステンを入れたものをシール、それを更にタングステンにインサートしたものをブルズアイと呼んでいます。
こちら新規パター購入時の追加加工賃でシールが13,125円(税別12,500円)、ブルズアイが21,000円(税別20,000円)になります。
※上の画像は伴にブルズアイに相当、内部のアルミがシール。
こちらもアルミのアルマイトカラーを変更したり、トランスルーセントのカラーを変更して、バリエーションを増やすことが可能です。
投稿者 M.Sasaya : 12:00
2011年03月14日
MULTIPLE INSERTS PUTTER
ワンオフ・モディファイドのコーナー販売用の高額パターですが、30万円台のものがイギリスへ売れ、その後につくった40万円台のものがスペインに売れました。
ホワイトゴールドで包んだルビーとサファイアのナチュラルストーンが入荷していますので、同価格帯のパターを2本ほど作りたいと思います。
マルチプルインサートと海外からは呼ばれていますが、タングステンの多彩なインサートが特徴となっています。このタングステンの組合せはこのように2次元のCADでデザインして、位置をデザインします。
これにより微妙な位置まで攻めた、多彩な組合せというのができるようになります。
投稿者 M.Sasaya : 14:34
デルマー+バーティカルサイトライン
バーティカルのサイトラインもトップブレードの形状によって入れ方の選択肢が複数生まれます。正しい選択肢が選ばれていることが重要です。
カリフォルニアデルマーのトップブレードはラウンドしています。一定のラウンド(一周すると円になるようなラウンド)ではなく、複数の円が組み合わされているものです。
このラウンドに合わせて、コンピュータープログラムを組み、同じラウンドでバーティカルのサイトラインが切削できればいいのですが、ゴールドファクトリーにはコンピューターがありません。全て手動での機械加工になります。
コンピューターでラウンドしたサイトラインを切削できたとしても、果たしてそれが真っ直ぐに見えるのかと言えば、おそらく見えないと思いますし、問題となるのは値段ですね。プログラム作成料は数千円~数万円ではなく、数十万円単位です。
通常はトップブレードのラウンドを無視してソールに平行に切削するのですが、このパターの場合はキャビティーが斜めになっています。
ですから、このキャビティーの斜めに合わせるというのがデザイナーのコンセプトに沿った選択肢であるということになります。
サイトラインは真ん中が一番浅くなり、トゥヒールの両サイドが深くなりますが、底面は真っ直ぐなのでアドレスしたときにきちんと真っ直ぐ見えます。今回は一番浅い部分を0.5mmとして切削しました。
投稿者 M.Sasaya : 12:11
2011年03月11日
フェース面の平面精度
10年くらい前の話になると思いますが、ゴールドファクトリーが加工するパターのフェースの平面精度は非常に高い。しかし、スコッティーキャメロンのフェースの平面精度は非常に低く、平らではないとインターネットで発表して、スコッティーキャメロンのファンの方々を多く敵に回しました。
スペックシートのリストを見て頂ければ分るように、現在のスコッティーキャメロンのパターの精度は非常に高いものとなっていますが、昔はそうではありませんでした。
それはスコッティーキャメロンが昔販売していたパターを確認すれば明らかなことです。
例えばこちらのパターですが、非常に状態が良かったのですがフェースの真ん中あたりが0.12mmほどへこんでいました。Next GenerationPZmillingのグルーブの深さがちょうど0.12mmですから、端っこしか削れず、真ん中はそのまま無傷で残ってしまう状態。
フェースを0.13mmほど削り、平らにしてからNext GenerationPZmillingをしました。その分、ヒールのロゴが薄くなってしまったかもしれません。
こういった加工もやってみるまでお客様のほうでも、当方でも分らない部分ですが、もちろん追加料金も掛かりませんし、フェースの真ん中が削れていない状態のままで、運が悪かったですねと言って返送することもありません。
それ以外の部分はフル研磨してあります。目でみて分る範囲の修正を加えました。これからガンブルー(黒色酸化皮膜)に出します。錆の根などの影響で出るピンホールなどが発生しなければいいのですが。祈りつつ、メッキ工場に送ります。
投稿者 M.Sasaya : 08:00
2011年03月10日
クレーム産業と呼ばれる特注加工業
特注加工というのは存在していないものを新たに生み出すということです。
どのような加工をしたら良くなるのかは”感”です。そして思った通りになるか否かは”運”です。
無駄になることもあるでしょうが”感”を養うことはゴルフの技術を身に付けることと同様に重要ですし、”感”を養わなければ、いつまで経っても無駄に浪費を続けます。
「”運”ではなく、思った通りに仕上げてくれなきゃ困るんだよ。」と言われたお客さんもいましたが、思っているデザインというのはその人の頭の中だけにあるものです。
作った結果の状態というのは完成するまで確認することはできませんし、それはお客様だけでなく、我々にも分らないことです。
更に、思った通りに仕上がっても、それがその人にとって良いのか悪いのかは”運”だということです。
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実際にどのようなトラブルがあるのかを例にとって説明すれば、より快適な取引をして頂けるのではないかと思うのですが、どのようなトラブルがあったかということは加工における守秘義務と考えておりますので、詳細を公開することはできません。
なかには悪質な値引き交渉をされるクレーマーのような人もいますが、お金を頂く以上はお客様です。何でも容易に公開しているような印象を持たれるかもしれませんが、こういった守秘義務は重要だと考えています。
そこで、クレームをゴールドファクトリーで購入させて頂いて、紹介させて頂くことにしました。
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今回、すでに1ヵ月前に加工したセンターネックの溶接加工ですが、加工したネックではなく、フェースの様子が変わってしまったので、安価でNext Generation PZmillingの加工をしてほしいというクレームです。
クレーム対応は納品後7日までと特定商取引法に記載された契約での取引ですので、もちろん対応は不可です。
フェースに傷がついていますが、もともと使用済みのヘッドなので、当初からによるものです。
フェースのミーリングの状態が元の状態と比べて何か少し変わったしまったというクレームで、対応案としてNext Generation PZmillingを安価に加工してほしいというものでしたが、実際に返送されてきたものを確認すると、ここまで完璧な状態で仕上がっているので、元の状態と変わってしまったことが気に入らなかったのか、それを理由にした単なる値引き交渉なのか、判定が難しいところです。
店頭での取引ではないので、現物の状態は最終的に返送されてくるまでは確認できず、1ヶ月前の記憶を頼りに行わないとならないというのもこの取引の難しさの1つです。
ネックを溶接する際にヘッドは何百度という温度になり、焼きついてしまいますので、ネック付近だけでなく、全体を仕上げし直しています。
フェース面は茶色く焼きつきますので、磨いて焼きを取ります。ソールも同様です。バックフェースはビーズブラストで仕上げなおし、ペイントは全て焦げてしまいますので、再塗装しています。
元の状態と違うから、弁償してほしい、交換してほしい、違う加工をしてほしいと言うクレームが非常に多いのですが、元の状態と違うということをミスだと考えるのは、あまりに量産品的な考え方です。
元の状態と違くなったことを気に入るか否かは、”運”です。あくまでも元の状態をベースに新しいものを作り出すことが、特注加工ですので、それを気に入られるか否かは”運”でしかありません。
その為、当社のような特注加工をする商売をクレーム産業と言います。元の状態とここが違うあそこが違うと言い出せば、すべての場所にクレームを付けることができます。
元の状態と変わったことが、何か性能に影響することであれば問題ですが、それ以外のクレームは一切認められません。
「思ってた打感と違かったら交換してくれるのか?」とか「思ってた通りに仕上がらなかったら返品してもいいか?」と、こちらの柔らかいところを突付きながら交渉される人がいるのですが、そういうクレームに繋がる可能性がある人のご注文は全てお断りさせて頂きます。
「他社製品加工基準の審査に通りませんでした。今回は加工できません。」というメールが返信されます。
これはそういった素振りが過去に感じられたことがあったということですが、詳細は聞かれても非公開とさせて頂いております。
ですが、あくまでも特注加工は自己責任の範囲内でと思って楽しんで頂けているお客様には基本的に全くの無関係なことだと思います。
今回のこちらのパターのフェース面も確認して頂ければ、一般的なお客様であれば、クレームが付けられるような形跡は見当たらないのは明らかだと思います。
自分の感による失敗や運の悪さを、責任転換しようとしたりしなければ何も問題ないことです。
投稿者 M.Sasaya : 15:00
2011年03月08日
ロフトを1度で切削したリアルロフト0度のパター
こちらは海外のお客様で、リアルロフト0度でのご注文です。見慣れないのでロフトがマイナスしているように見えますね。
リアルロフトではなく、切削するロフトを指定できるのも、このように極端な0度という依頼を受けられるのもゴールドファクトリーならではです。
ゴルファーならばロフト0度のパターはどのような転がりをするのか1度は試してみたいものだと思います。ですが、本当に転がらないですし、少しハンドファーストにインパクトすると、フェースが下を向き、フェースと地面の間にボールが挟まって、振り抜けないこともあります。
昔、ジャンボ尾崎プロがロフト0度のパターを使っているという記事が雑誌に載って、ロフトは少ないほうが転がりが良いのではないかというイメージが定着したことがります。
その時のパターを見たことがあるのですが、フェースアングルが12度オープンなので、リアルロフトは0度になっていました。ロフトはきちんと4度で切削されていますし、12度オープンに構えているので、インパクトロフトは4度、もしくはオープンに構えただけアッパーになり、5度、6度あったんだと思います。
海外の選手を例にすると、タイガーウッズのパターはロフトが6度で切削されています、少しフォワードプレスが入るため、インパクトロフトは5度くらい。そのためロフトを多めにしています。
おそらく一番アッパーブローに打ち、ロフトを増やしてインパクトできるのはデビットデュバールだと思います。ロフトは3度で切削されていますが、インパクトロフトは4~5度あるそうです。
つまり、理論的にはロフト0度のパターをアッパーに振り、インパクトロフト6度で当たれば確かに転がりはいい計算になりますが、まずアマチュアでは無理、プロでもまず無理だと思います。
これはロフト0度のドライバーで、打ち出し角15度で飛ばせれば飛ぶというのと同じこと。机上の空論です。
ですが、やってみなければ分らないことですし、やってくれるのはゴールドファクトリーくらいなものです。
投稿者 M.Sasaya : 17:51
ジュエルインサート(ルビー&サファイア)
ジュエルインサート用の石が入荷しました。やはり最近はトランスルーセントカラーが人気ということで、色が薄めの石を選び、ホワイトゴールドでくるみました。
本物のルビーとサファイアで、比較的クオリティーの高いものです。人工ではありませんので、均一に見えても2つと同じものはなく、ホワイトゴールドでくるむのも手作りですから、一応4mm前後で統一してありますが、すべてバラバラです。
そこが如何にもゴールドファクトリーらしい加工です。というのは4.27mmに仕上がっているならば、その石をインサートするために、4.3mmというエンドミルを1本買わないとなりません。
値段はもちろん時価ですが、今回はかなりお安く販売できそうです。前回は3万5千円くらいだったと思います。ダイヤモンドは5万円くらいしたかと。
投稿者 M.Sasaya : 16:57
2011年03月07日
ニューポート2とナパの研磨
こちらはニューポートの研磨です。ガンブルー(黒色参加皮膜)仕上げですが、結構状態がよかったので、期待できます。フェースは多少傷が付いていますが、Next Generation PZmillingをご注文頂いているので、そこも含めて綺麗に仕上がると思います。
Next Generation PZmillingの黒色参加皮膜処理は今回初になります。
こちらは先ほど紹介しましたカリフォルニアシリーズのナパです。少しバックフェースの錆の根が深かったので心配なところですが、可視できる範囲では完全除去したつもりです。
それ以外は特に問題なく仕上がりました。ソフトブラックメッキにします。
最近のキャメロンは本当によくできていると思います。昔のキャメロンを見て頂くと、いろいろな問題が見つかりますので、私が昔キャメロンのことを質悪だと否定していたことが分ると思います。
そういった研磨の差というのが、ハンドグラインドしたものと、そうでない量産品とではっきりとするのが、こういったネックの周辺です。
ハンドグラインドで有名なTPミルズなどは今でも簡単なL字でさえ、ミルズ本人(本人といっても、現在は息子さんなので別人ですが)が研磨したものは18万~20万円しますが、ゴールドファクトリーは1万円前後ですので、是非合わせてご注文頂きたいと思います。
投稿者 M.Sasaya : 18:19
カリフォルニア・ナパのNext Generation PZmilling
こちらはカリフォルニアシリーズのナパですが、Next Generation PZmillingのご注文です。
L字はフェース面とネックが繋がっていますし、ネックがフェースよりも前に出ているので、このままPZmillingをするとネックをえぐり込んでしまい、ネックが半分無くなってしまいます。
その為、元からあるネックとの段差の部分に0.5mmほどのサイトラインのようなものを切削しておき、Next Generation PZmillinの深さは0.1mmですから、このラインが側溝の役目をして、刃物が逃げた瞬間に機械をストップ、位置を次のミーリングにセットしてスタートというふうにして、刃物を逃がしながら切削します。
かなり高度な加工ですが、汎用フライス盤を使ったフルバックではなく、彫刻機械を手動で動かしているので、できるストップ技です。
投稿者 M.Sasaya : 15:40
KARSTEN MFG.CORP.
KARSTEN MFGのテフロンブラックが戻ってきました。鋳造痕ともいえるピンホールはできるだけ除去しましたが、残っているのは削り取るとトップブレードがS字になってしまうものや、ステップの段差が無くなってしまうようなものばかりです。
ものすごく柔らかいので研磨は非常に簡単なのですが、柔らかすぎて形がいくらでも変わってしまうので手加減が難しい素材です。
これから新しいインサートを作ります。
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以下、2月24日の記事です。
こちらは以前加工したKARSTEN MFG.CORP.の化粧直しです。
今回はテフロンブラック処理します。細かい鋳造肌を隠すため、ブラスト処理しました。
ピン・アンサーは加工すると光ってしまうというのが難点です。そのためガンブルーしてみたり、砂に埋めてみたりとマニアは工夫を凝らしたものですが、一番いいのはこの状態。
ビーズブラストすれば眩しくなくなりますし、このくらいだったら新品状態と言ってもいいので、あとは黒くなるのを我慢するというのが普通です。
今回はもっとてっとり早く、テフロンブラック処理し、テフロンでカバーすることで鋳造肌を覆います。
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以下、1月11日の記事です。
これは今まで気がつきませんでしたが、必須チューンかもしれません。
ピン・アンサーのトップブレードを削り出しパターのようにラウンドに削り直しました。削る量はごくごく僅かなので、綺麗に削り直しができると伴に、これだけでかなりのストレート感が出て、鋳造のボケた感じがなくなります。
ブレードも8ミリしかないのに、かなり太くなったように錯覚して見えるので、重厚感、高級感もアップします。
当然、削ったところはピカピカになってしまいますが、ビーズブラストすればピンのワークスのリフィニッシュのような仕上がりになります。そのままご使用頂ければ、また自然な黒さになってきます。.
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フェースのヒール側に9ミリのタングステンを10ミリの深さでインサートします。ソールからインサートしている17ミリのタングステンに干渉し、17ミリのタングステンをロックする形になります。
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こちらがフェースのミーリングが終ったところ。今回はお客様のご要望で文目(アヤメ)ではなく、片目で模様を付けています。
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ソールのタングステン表側完成。それぞれ深さを8ミリとしました。タングステンは5ミリ厚なので、4ミリ厚に削り2枚ずつ重ねてインサートします。
そしてフェース面ですが、フルバックで水平にミーリングし直します。0.1ミリ削ったところで確認してみると、やはり名器といえど所詮は鋳造品です。分けの分らないところがへっこんでいます。
フェースは1ミリ削ると18gもウェイトが落ちてしまいます。0.1ミリと言えど、すでに1.8gダウン。あと削っても精々0.1ミリで勝負をつけたいところですが、なんとか0.2ミリ削ったところで全面が水平になりました。これで4g弱ウェイトが軽くなります。
通常削り出しのパターというのは、ここまで平面精度が低いことはあまりないのでご安心下さい。
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表面に見えているタングステンは極僅かな面でしかありませんが内部はかなりの空間になっています。
この切削量はかなりの量です。機械の力は工場用電圧200Vを使用していますから、機械の力でパターが吹っ飛んでしまわないように油圧を使って締め付けます。当然、熱も発生し、ペイントなどは焼けて燃えてしまいます。
そこから再度綺麗に仕上げていくのもアッセンブルの工程になります。ゴルフクラブの基本的な組立て作業となるシャフトを付けたり、グリップを付けたりという作業とは格段に難しさが異なります。
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ソールを一度研磨して、オウトツをなるべく水平にナラシてから17ミリのタングステンをインサートします。まずはソールの研磨。傷は完全に除去できましたが、鋳造ならではのいびつさは少し残っています。ですが、そこまで正確に削りだすには機械を使わないとウェイトが無駄に落ちるだけなので、軽めで仕上げました。
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お客様が付けたマークの位置に6ミリの穴を開け、ジャーマンシルバーをインサート。
6ミリのジャーマンシルバーのインサートを作るには薄さが2ミリは最低ほしかったのですが、計測してみたとろこフェースの厚みが4ミリ弱だったので、2ミリの深さ開けられました。
6ミリの穴に7ミリの枠を付けようと思ったのですが、スペース的に難しそうですね。KARSTEMのAの文字にぶつかりそうなのでやめました。
その分はジャーマンシルバーのほうに面取りを入れて調整しようと思います。
投稿者 M.Sasaya : 15:30
カリフォルニアデルマー・テフロンブラック
ハニーディップを剥離し、ソールウェイトを非脱着式のオリハルコン、サイトラインを5本に加工したパターの再加工です。
今回はテフロンブラックしました。ソールウェイトを外して、ウェイト自体もテフロンブラックするということで、このような仕上がりになりました。薄っすら純銀のピンは光沢の差で可視可能です。
純正のハニーディップ、ハニーディップの剥離処理、テフロンブラックの3種類を楽しまれる人は多いです。
テフロンブラックを剥離するとハニーディップを剥離した状態と同じ状態になります。ですが、どちらの順序でも同じ値段です。
それとハニーディップの剥離(ビーズブラスト処理)とテフロンブラックは当社で加工できますが、元のハニーディップは加工ができません。最終的に元に戻せないということは覚えておいて頂きたく思います。
投稿者 M.Sasaya : 15:14
2011年03月02日
Fourteen Lie & Loft Gauge用、交換アルミ治具(ジグ)
こちらフォーティーンのライ&ロフトゲージ用の交換ジグです。
こちらで販売開始しました→http://www.goldsfactory.com/webshop/studio_article.html#jig
純正のジグはツアーサービスや個人使用、鍛造工場での使用には問題ありませんが、耐久性は高いものの、仕上が終った販売用の商品の調整には不向きです。傷を付ける可能性があります。
ゴールドファクトリーではソールを押さえるローラーとトップブレードを押さえるバーをアルミから削り出したものを使用しています。
商品取扱店契約をさせて頂いていますBBGolf(バニーバニオンゴルフ)様と、マーク金井さんプロディースのアナライズ神田スタジオ様、千葉県のゴルフショップベストギア様、Golf Maintenance Club-T様からご注文頂いています。
価格はアナライズ様にアドバイス頂きまして、10,500(税込価格)(本体価格:10,000)と決めさせて頂きました。
左上がソール面の固定ジグ、右上がトップブレード固定ジグです。
ソール面固定ジグは今回CNCを使って削りだしたため在庫が7つしかありません。トップブレード固定ジグは今回マイナーチェンジを加え、4mmの回転止めピンまで付けましたので、純正と全く同じ構造になっております。
値段の内訳はソール固定ジグが4,250(税込価格)(本体価格:4,000)で、トップブレード固定ジグが6,300(税込価格)(本体価格:6,000)です。
トップブレード固定ジグは在庫多数ありますので、個別の販売もできます。ソール固定ジグは在庫7個しかありませんが、こちらはほぼ一生物です。使い込んで潰れれば潰れるほど傷が付きにくくなります。
投稿者 M.Sasaya : 12:00
2011年03月01日
Scotty Cameron Laguna 2.5 Brad Faxonのネック調整
このパターもネック調整、特にライ角の調整が難しいパターです。スコッティーキャメロンのインスパイアード・バイ・ブラッドファクソンです。
トップブレードとソールが平行ではありません。普通にソールで計測してしまうとものすごくフラットなデータが出てしまいます。
先日、お伝えしたようにフェースのミーリングはどの方向に向かって付いているのかを確認すると、右上の画像になります、トップブレードと平行です。つまり、ソールでライ角を計測すると68度くらいしかなくても、トップブレードでは72度あり、このパターは72度のライ角でロフトが切削されていることになります。
こちらはそうゆう経緯があったかなかったか分かりませんが、ライ角が77.5度、ソールで測っても73.5度くらい。ネックがアップライトに調整され、ぐにゅっと曲がっていました。
曲がっているネックを真っ直ぐに直すと、ライ角が73.5くらい。微調整して71.5度にしました。
このパターの場合、ライ角はスタジオセレクトのようにトップブレードとソールの中間で測って、アップライト目でもいいかと思います。ですが、ソールで測ってしまうと、とんでもないことになります。
そしてフェースを削りなおす際には、トップブレードに平行に削らないと、もはやスコッティーキャメロンとは呼べないものになってしまいます。
投稿者 M.Sasaya : 17:41
