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2010年10月29日

タングステンのサイズラインナップ

タングステンとは超硬(チョウコウ)とも呼ばれる世の中で最も硬い金属です。当然、切削はできませんのでパウダー状にしたものを焼成(焼き固めた)したセラミックをオーダーで注文し、当社にて削り出してサイズ調整しています。

最初に作ったサイズは直径9ミリ厚さ5ミリのタングステンで、1つインサートして3gアップというものでした。その後、直径12ミリで厚み10ミリ、1つインサートして10gアップというものと、直径17ミリで厚み5ミリ、1つインサートして同じく10gアップというものを追加しました。

今回、そのラインナップに直径6ミリで厚さ10ミリというものを加え、更に直径9ミリの厚さを10ミリに変更しました。

直径6ミリはパターのサイド(第一ステップ側面)などにインサートするもので、1つで2.5gアップしますので、サイドのトゥ側に2つ、ヒール側に2つで、合計4つインサートすると10gアップします。

9ミリのタングステンは今までは厚さが5ミリしかなく、3gしかアップしなかったのですが、今回厚さ10ミリのものを作りましたので1つで6gアップします。4つインサートすると24gもアップさせることが可能です。

これら6ミリと9ミリのタングステンをインサートしたパターを、これからたくさん紹介できると思いますが、是非組み合わせを楽しんでみてください。

投稿者 M.Sasaya : 17:00

2010年10月28日

ODESSEY Black Series 2-BALL BLADE

まだペイントを入れていませんが、それぞれのラインを繋げました。

これはかなり難しい加工の部類に入るかと思います。このパターは3枚のプレートの組み合わせで作られていますので、削り出しパターのような精度で2つのボールが正確にセンターにある分けではありません。

ボールを無視して、パターのセンターにラインを引いても、ボールのセンターを射ることはありません。

ですので、初めてにそれぞれのボールのセンターにラインを引いておいて、そのラインを延長するという作業が必要になります。

また、2つのボールはそれぞれ角度が違いますし、ボールとボールの間の面、ボールよりフェースよりの面、ボールよりバックフェースよりの面はそれぞれ角度が異なりますので、その都度角度を変えて切削する必要があります。

ものすごく深い線を切削すれば1回で1本の線を切削できますが、深いところと浅いところの差ができてしまい、角度によって歪んで見えるようになってしまいます。今回はどの場所でも全て均一に0.5ミリの深さで切削してあります。
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以下、10月26日の記事です。

こちらはゴルフボールのラインマーカーの3本線(ピッチが9.8ミリ、太さが1.2ミリです)に合わせて3本のサイトラインを切削するというご依頼です。

3本線が入ったボールが1列に3つ並ぶというイメージだと思いますが、イメージ通りに仕上がっていますでしょうか?

投稿者 M.Sasaya : 15:00

2010年10月26日

パターの座りについて(フェースアングル)

パターはアイアンとは異なり、ドライバーやフェアウェイウッド並にソール幅があるクラブですから、パターには座りというものが存在します。ドライバーで言う所のフックフェース、スクエアフェース、オープンフェースというやつですね。

そしてほとんどの高級パターはフェースアングルが4度前後オープンになるようになっていますが、重要なことはアドレスした時に真っ直ぐに座るように調整することが重要です。そのように調整しなければパターのポテンシャルは発揮されません。

シャフトを地面に対して正確に垂直にして構えた時には、当然フェースアングルは0度になります。今回、上の画像のパターはフェースアングルを0度に調整しました。

では、どのようにアドレスすることを考慮してメーカーは4度前後オープンで発売しているになるのかという説明を一応しておきたいと思います。

プラムボムというのはご存知でしょうか?パターのグリップエンドをつまんで持ち上げる仕草のことですが、パターを吊るした時にシャフトはバックフェース方向に少し傾斜します。これはパターの重心がシャフトの延長線よりもバックフェース寄りにあるためですね。

重心深度が半インチ(12.7ミリ)の場合、シャフトは約1度(0.85度)バックフェース側に傾斜します。重心深度が1インチ(25.4ミリ)の場合、シャフトは約2度(1.68度)バックフェース側に傾斜します。

この1度~2度バックフェース側にシャフトが傾斜している状態のフェースアングルが約4度になります。

ですから、一応メーカーが基準としているのは、ヘッドの重心とグリップエンドを真ん中(もしくは一直線上)に構えた状態ということになります。

賛否両論あるかと思いますが、ソールがきちんと座る状態に調整して使っていれば、それは理論的に正しい状態であると言っていいと思います。

投稿者 M.Sasaya : 13:21

2010年10月22日

California Del Marのテフロンブラック加工

こちらはテフロンブラック加工のご注文頂いたパターです。

過去に加工をしたデルマーのスペックシートを見てみると(Order #309, #213, #206, #203)
すべてロフトは5度、フェースアングルが4度でリアルロフトが4度となっています。

こちらのパターはロフト5度、フェースアングル6度でリアルロフトは3.5度になっています。

ロフトは充分にありますし、このくらいのフェースアングルは上級者に多いスペックです。問題ない範囲だと思います。

何らかの力が加わったのか、同じパターの平均値と比べると少し開いています。市販品のスペックとは少し異なっているというのは覚えておいた頂くのがいいかと思います。

投稿者 M.Sasaya : 15:59

2010年10月18日

Bettinaldi BB26

こちらはアメリカのテネシー州のお客様からのご注文。

ソールに17mmのオリハルコンをインサート、バックフェースに小さなサークルG、サイトラインを2本追加。ヘッドウェイトは350g(349.5g)で仕上がりました。

投稿者 M.Sasaya : 15:29

オープンモデルウエッジ

こちらは当社で鍛造ヘッドをデザインし、鍛造工場に作らせたもので、記念ウエッジなど比較的安価で且つメッキを綺麗に仕上げることを目的に作ったウエッジです。

そのウエッジを機械加工する注文を海外のお客様より頂きました。

フェースはゴールドファクトリーの手作りのウエッジに施されているのと同じコート・ド・ジュネーブで、スコアラインも角溝を切り直してあり、スコアラインの孫線(長さの短い線)の長さ調整もしてあります。

工場製造品のスコアラインはスタンプ式のため、位置が正確にセンターには出ません。それ故に色々な問題が起こりやすいのですが、こちらのウエッジはスコアラインのスタンプが小さめなので、スコアラインの角溝彫刻をする際に位置を調整することができます。


仕上がりのスペックは以下のようになっています。ロフトは50度、54度、58度の3本です。

Total Weight: 452g 458g 465g
Head Weight: 300g 307g 314g
Swing Weight: D2.3 D3.7 D4.3
Lie Angle: 63.5°
Frequency: 345cpm 345cpm 344cpm
Shaft: NS950GH(S) 35.35inch 35inch 34.75inch
Grip Gold Pride DD2(Black&White)

投稿者 M.Sasaya : 13:53

2010年10月15日

ウエッジのリフィニッシュ


↑クリックすると画像が大きくなります。

こちらショールームでご注文頂きましたウエッジのリフィニッシュです。スピン性能を戻したい場合、ボディーの再研磨だけでなく、フェースとスコアラインの再ミーリングをご検討頂く必要があるのですが、今回はフェースの再ミーリングだけ行いました。

僅か100分の3ミリほど削った時点で、完全な平らになりましたので、スコアラインを削り直してもほとんど空を切る状態で、スコアラインの底面が100分の3ミリほどかする程度ですので、スコアラインの再ミーリングは必要ないと思います。

この状態からフェース意外の部分を傷取り研磨して、返送します。
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ゴールドファクトリー東京ショールーム
〒165-0026 東京都中野区新井1-6-6
ゴルフショップ Club-T 内 ゴールドファクトリーショールームスペース
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投稿者 M.Sasaya : 16:20

2010年10月13日

2次元図面の製作

こちらが先日作った2次元図面をもとに作ったGA00Aです。

ソールのバランスウェイトの内部にタングステンウェイトをインサートし、ヒール上部からオリハルコンのジャーマンシルバーをインサートしてギリギリ内部で干渉しないようにセットしています。

他社製品の場合にはもう少しいい加減なヒールだけの図面などを即興で作って終らせていますが、自社製品の場合には本体を作った時の基本的となる図面があるので、それを元に正確なデータを仕上げています。
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以下、10月13日の記事です。

1つの加工をするためには複数の図面というものを製作しています。

1つは、ロゴの配置や大きさを決めるためのデザイン図面ですが、それはフォトショップやイラストレーターで製作します。もう1つは加工(切削)位置を決めるための2次元図面です。

2次元図面はCADというソフトを使って製作します。これをやらないと狙い通りのウェイトにならなかったり、本体を突き破って貫通してしまったり、重心位置がバラバラになってしまったりします。

明日はこの加工を施したパターを紹介します。

投稿者 M.Sasaya : 18:38

Scotty Cameron NewportBeachのロフト

こちらは今日完成しましたスコッティーキャメロンのニューポートビーチです。

サイトドットの彫刻、ビーズブラスト処理、Gマーク彫刻(フェーストゥ)、シャフト交換を承りましたがロフトが7.5度で切削されています。6度もオープンになっていますが、リアルでも6度残っています。

パターのロフトは3度~4度ついていると言われていますが、もともろは雑誌社の勘違いですね。

もともと、ピンのオールドアンサーは7度~8度ついていました。さすがにそのくらいのロフトになるとデザインが難しくなるため多少減りましたが、それでも5度~6度は付けられています。

3度~4度というのはおそらくリアルロフトを計測したのかと思いますが、通常、ソール幅の広く”座り”が存在するフェアウェイウッドやパターのようなクラブのロフトはリアルロフトではなく、ソールに対するフェースの角度を表記します。リアルロフトをロフトと言って表記するのはアイアンだけです。

ですが、現在ではそれが一般化されてしまったので、パターのロフトはアイアンと同じようにリアルロフトで表示されるケースが増えています。

パターのロフトは5度~6度は付けて切削しなければ、まともにボールは転がりません。

ゴールドファクトリーのパターはロフトが多いと言われることがあるのですが、だいたいスコッティーキャメロンのパターと同じです。中にはこのように7.5度もロフトがあるものも多々あります。

投稿者 M.Sasaya : 16:22

2010年10月12日

Answer No.2 SUS303バランスウェイト装着モデル

こちらはショールームでご注文頂きましたAnswer No.2 SUS303バランスウェイト装着モデルのパターです。

このSUS303のAnswer No.2系のタイガートリビュートパターですが、GSSとSUS303を成分分析した結果を発表したところ、海外で突然大ブレークしてしまいまして、在庫が無くなりそうです。すでに増産を急いでいますが、突然でしたので対応が遅れました。

同じくSUS303のGA00Aは正直言ってしまうとAnswer No.2よりも在庫が少なく、完売ギリギリでしたので、静かにしていたのですが、作りかけの材料が見つかって、増産ということではないのですが、少し在庫を確保できる目処が立ちましたので、しばらくは大丈夫だと思います。
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投稿者 M.Sasaya : 17:04

SC-8出荷開始

今日は002番~004番までの3台出荷します。003番はGマーク入りですね。

初期入荷分が10機ですが、意外に早くなくなりそうです。総生産数はSC-7の状況を考慮して20台強は作られるのではないかと予測しております。
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以下、10月8日の記事です。

今日からSC-8の出荷開始です。シリアルナンバー001番が彫刻されました。

彫刻は全て原板が作られて、それをなぞって切削を行います。

パソコンにつないで、Enterキーを押して出来上がりという分けではないんです。

原板を作ることによって、試し彫りが出来ます。それによって彫刻の大きさの比率を変更し、位置を決め、刃物を決め、切削の仕方を決めてから切削ができるので、高価なゴルフクラブにも対応できます。

トロフィーに彫刻するように、だいたいの予想で一発勝負で擦り付けて色が変わって出来上がりではありという雑な仕事ではありません。

また、同じ手作業でも、ハンドスタンプのように打ってみて、今回はたまたま格好がよくできた、たまたま格好が悪かった。深くなった、浅くなった部分があった、バウンドして文字が2重になった部分があったという偶然の産物とも違います。

この原板を作るのに普通は原板作成料金というのが1万円~2万円くらい取られます。ゴールドファクトリーも昔は外注加工を使っていたので原板代というのが必要でした。

現在は自社生産で無料で対応していますので、マークの彫刻などが文字彫刻と同じくらいの価格でできるようになっています。

投稿者 M.Sasaya : 12:00

2010年10月07日

トゥの傾斜部分への加工

こちらはスペックシート343番のパターです。
http://www.goldsfactory.com/spec-sheet/2010/10/gf00a_sus303order_343.html

強烈にかっこいいですね。

現状はそんなに注文も多くないので、同じ値段で対応させて頂いていますが、加工時間的には非常に手間が掛かる場所です。

何も加工しないのは、逆に勿体ないですね。

アドレスの時に若干は見えますが、そんなに気になるほどではありません。むしろ目の前の対戦相手にははっきりと見えますので、きっとどんなパターを使っているのか気になると思います。

投稿者 M.Sasaya : 18:27

2010年10月06日

SC-8 Shaft Extracter販売開始

スプリング内蔵シリンダー式シャフト抜き機 SC-8の販売を開始しました。
http://www.goldsfactory.com/webshop/studio_article.html

製造元からは、ゴールドファクトリーのロゴを入れて販売する許可を頂いているのですが、ご使用になられるお客様が同業者の場合は、ゴールドファクトリーのロゴを嫌がられるケースというがありますので、そのままの状態で販売することに致しました。

興味のある方はマークを1つ無料で彫刻しますので、お申し付け下さい。

47,250円(税込価格)(本体価格45,000円)での販売です。

生産数がおそらく20台程度だと思います。これほど精巧に作られた日本製手作りのシャフト抜き機がこの値段で手に入れられるというのはこれが最終チャンスだと思います。お早めにどうぞ。

投稿者 M.Sasaya : 14:32

2010年10月05日

パター用ライ角測定機

パター用のライ角測定器の材料の切り出しをしています。

基本的に材料は長い棒の状態で作られ、切り売りされるので、必要なサイズに合わせたら、6面を切り揃えなければなりません。この作業を6面フライス加工といいますが、材料屋に頼むと1枚当たり2500円前後取られます。

ライ角測定器は台座、ヘッドレスト、アームなど8~10個のパーツで出来ていますので加工賃を安くするために自社で切り出します。

ただ6方向から切削しただけでは正方形にはなりません。コンピューターが付いていれば簡単ですが、材料の大きさによって「1度の固定で2面を同時に削って、その2面を拠り所にして・・・・」などという計算を自分の頭で考えなければなりません。

金属とは天然資源ですから、もともとの材料の値段というのは水と同じです。手元に届いた時の価格というのはほとんどが運送費です。そして製品になったときの値段というのはほとんどが人件費です。

それをなぜわざわざ日本の板橋で作るのかと言えば、極端に需要の少ないプロ用の商品だからという一言につきると思います。

ライ角測定器はたくさんあるけれども、パター専用というのはほとんどありませんし、使いこなせるフィッターも多くありません。パターのライ角というのは68度~79.5度、そのうちほとんどが71度~72度に収まります。その1度の間隔の中で微調整する測定器というのは専用機でなければなりません。

ですが、パターのライ角が正確に測れるお店がほとんどないというのは果たして正常な状態だと言えるのでしょうか。シャフト抜き機を買って、リシャフトとグリップ交換をできるようにすればゴルフ工房として通用してしまうというのは如何なものかと思います。

投稿者 M.Sasaya : 12:02

2010年10月04日

スプリング内蔵シリンダー式シャフト抜き機(SC-8)

とうとうSC-8が仕上がってきました。SC-8はゴールドファクトリーとのダブルネームで販売することが決まりましたので、ゴールドファクトリーでロゴの彫刻を入れて完成となります。

SC-7との比較ですが、かなりパワーアップしました。本体の外形は無駄なウェイトをそぎ落としていますが、クランプを支える部分はより幅広になっています。

シリンダーの押し出しボルトのネジの刻み幅を見て頂きたいのですが、ピッチが広くなっています。

もちろん装飾品ではありませんが、完成度の高いものというのは、それだけで美しく見えますね。

投稿者 M.Sasaya : 14:28