2010年07月12日
ODESSEY #9 Custom order(2009,6,29)
■ODESSEY Black Series Tour Design #9
Head Weight: 378g
Lie Angle: 71°
Loft Angle(Sole): 3°
Real Loft Angle: 3°
Face Angle: 0°(open)
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以下、6月29日の記事です。
こちらはODESSEY Black Series Tour Designs #9です。いつも難しい注文をされる香港のレフティーのお客様からのご注文です。すでに分解して、メッキを剥離した姿です。
おそらく、このパターに施された加工が現状でのゴールドファクトリー最高技術となります。
まず、1つめの加工ですが、トゥとヒールにブレットインサート。トゥには12ミリのオリハルコンをインサート。ヒールには9ミリのタングステンをインサート。
通常の加工方法では、ヒールの9ミリのタングステン穴はゴールドファクトリーの機械では加工できません。ネックが機械にぶつかってしまうため切削不可となります。
たまたまこちらのお客様はソールのヒール側にも17ミリのタングステンインサートをご注文されていました。そのインサートを利用させて頂いて、ソール側から9ミリのブレットインサート穴を貫通で開けて、17ミリのタングステンでその穴を隠すことにしました。
ヒールのタングステンですが、バックフェース側のタングステンパーツを組み込むためのスプリングピンとボルトの穴に干渉していますが、ボルト穴は基本的に4山掛かれば充分であると判断し、2.5ミリ残してタングステン穴を切削しました。
次にGOLD'S FACTORYのHPロゴの切削です。ネックに小さなスペースが開いているのに、たまたま気がついてしまったんだと思います。
こんなに小さな文字の彫刻ですが11,340円も掛かります。お客様としてもこの小さなロゴに11,340円というのは高価に感じられると思いますし、製作する側にしては1文字945円と発表してしまっているので11,340円でやらなければいけませんが、この値段でやるには難し過ぎる加工です。
どちらも得をしないということで普通であればお断りするところですが、こちらのお客様はゴールドファクトリーができないことを探していらっしゃるそうですので、あえてお断りせず、言われた通りに加工してみました。
ちなみに、本番切削をする前に、何度も何度もテスト切削をして、充分な練習をしてから本番切削をしています。
こうゆう加工は頭で考える前にやってみるというのが非常に大切なんだと勉強させられます。ここまでかっこよく仕上がるとは全く予測できませんでした。
ネックは曲がっている曲面になっていますので、その曲面に合わせて文字を切削しています。これを3次元彫刻と言います。
投稿者 M.Sasaya : 2010年07月12日 19:00
