2010年01月26日
各種タングステンインサート技法の駆使
このパターに施されているタングステン加工がゴールドファクトリーのタングステン加工技術のほぼ全てとなります。
トゥ側にインサートしてあるのは17ミリのタングステンで5ミリ厚です。
この17ミリのタングステンは今回が初お披露目になる今年のニューアイテムです。
去年の暮れに100個だけ焼成してもらった、高純度のタングステンです。
タングステンと一言で言っても、重いものから軽いものまで様々です。
最も高純度のタングステンは鉄やステンレスの2倍の重さで、純金と同じ比重になります。
ヒール側にインサートしてあるのは小さいほうが9ミリのタングステンで5ミリ厚です。
大きいものは12ミリのオリハルコンタングステンで純銀のピンが8本象嵌してあります。
厚みは本来10ミリですが、バックフェース側に貫通しないように厚みを7ミリに調整してあります。
トゥ側の17ミリのタングステンが20gで、ヒール側の9ミリが6g、12ミリが14gと、両サイドを20gに調整してあります。
ただ、タングステンをインサートするだけではなく、このタングステンの厚みの調整と、トゥヒールのバランスの調整、それからオリハルコンのような象嵌ですね。こういった微調整が本来のパターの性能を発揮させるためには重要です。
特にトゥヒールのバランスの調整ですが、適当にインサートするとボールは真っ直ぐに転がらなくなりますのでご注意下さい。
パターデザインの基本というのは左右対称というものです。ですが、ネックが付くことによって微調整がなされているのですが、このパターのように初めからアシンメトリック構造を持つパターはタングステンインサートの位置や重さのバランスが非常に重要となるのですが、機械加工ができる職人はゴルフクラブの知識がなく、ゴルフクラブの知識がある人間で機械加工ができる職人というのは稀なので、誰が加工するのかが重要になります。
たとえ大きなメーカーであっても、その中にたくさんいる職人の誰かさんでは意味がありません。
投稿者 M.Sasaya : 2010年01月26日 12:00
