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2008年11月17日

Gold's Factory Original Putter Grip

先日当社グリップの開発秘話というか、設計意図を説明したところ、グリップの注文がたくさん入りました(笑)。

構造を理解して頂ければたくさんのかたに使っていただける自信があって作ったので、私のゴルフ理論が上手く文章で説明できたということなのかと喜んでいます。

今日は調子にのって、当社グリップの正しい握り方について説明しようと思います。


アイアングリップの正しい握り方は、ベンホーガンが初めてモダンゴルフで明確に明記したと言われていますが、パターグリップの握り方はどのレッスン書を読んでも非常に曖昧な表現がされています。

パターグリップはグリップの形が様々なので、グリップの開発者でない限り説明しずらいのかと思います。

グリップがどのような設計意図で作られているのかという観点と、人間の手はどのような構造になっているのかという、双方向の観点から説明しようと思います。


いきなり確信ですが、「人間の手にはなぜ指紋がついているのでしょう?」


腕や足には指紋がついていませんので、皮をずらすと大きく数センチづれてしまいますね。

右手で左手の手首をしっかりと掴んだ状態で左手をツイストさせてみてください。

どんなにしっかり握っていたとしても、皮膚が動くので、手の中で滑っていなくても、左手はぐるぐると回ってしまいます。

同じように掌に指紋がついていないと、グリップは手の中で滑っていなくても、ぐるぐると回ってしまいます。

つまり、指紋がないと皮は大きくずれてしまい、道具を持つことができないということです。

指に指紋がなくて、指の皮が数センチもずれてしまったら、クラブは飛んでいってしまいますし、トルクが発生するので力を伝えることができなくなります。

つまり、指紋や線の多い場所が物を持ち、力を伝えるための構造になっている部分だということを理解して下さい。


まず左手ですが、パターグリップのへの字に曲がっている部分に人差し指が入る距離で握り、親指の指紋をグリップのトップの平らな面にきちんと付け、赤いドットを打った関節にある線の中にグリップを挟みこみます。

左手のクラブに力を伝える部分は赤いドットを打った5箇所です。
(逆オーバーラップの場合には人差し指は右手に被さるので4箇所になります。)

それ以外の部分はグリップに触れていても構いませんが、クラブを操作する場所ではありません。

あくまでもこの5箇所が最も効率よく力を伝えられる部分です(指紋や線が最も集中している部分なので)。

確実にこの5箇所(逆オーバー4箇所)がグリップに接していて、力が伝えられる状態にしておいてください。


親指は非常に指紋が多く、皮も厚く、非常に感度の高い場所で、トップの平らな面がどこを向いているのかを察知するアンテナの役目をするのに最も良い部分です。

そしてそれ以外の4点の力点は関節部分なので、線が強くついていて、稼動するため肉も少なく、骨が一番近づいている部分で、トルクが発生せず、骨からの力が一番ダイレクトにグリップに伝わる部分です。

当然、右手も力の伝導率が一番高い部分は左手に同じです。

小指がグリップのへの字に曲がっている部分にちょうど入り込む間隔で握ります。
(オーバーラップの場合は小指が左手の上に乗ります。)

赤いドットを打った部分が確実にグリップに接するように握って下さい。

右手の親指もトップの平らな面の上に確実に置いてください(横へ添えたりするようには設計していません)。

トップの平らな面がどこを向いているのか、正確に親指が感じとれるように面が水平出されています。


力点となるのは合計で10個の赤いドットを打った場所ですが、逆オーバーラップかオーバーラップで握ることを前提に作っているので、どちらかの指が逆の手にのり、9つが力点となります。

当社のグリップは何度も何度も試作を繰り返して、9つの力点がきちんと添えられるための、太さ、角張り具合、素材の柔らかさ、傾斜、角度などの調整をしています。


グリップした時にこの9つ全ての力点に同じだけの力がかかっていることを確認して下さい。

どこか一部だけ力が強いと、クラブは真っ直ぐに動きません。

そして、もっと大事なことなのですが、ストローク中にこの9つの力点全ての力のバランスが変わらないように注意しながらボールを打って下さい。

インパクトの際に右手の人差し指だけの圧が高くなるなど、9つの力点への力のバランスが崩れることがほとんどのミスの原因となっています。

もし、そのようなインパクトの仕方が正しいのだとすれば、私はグリップを設計するにあたって、その部分の素材を少し硬くするなどの工夫をしたと思います。

ですが、単一の素材で作ったというのは、9つ全ての力点の硬さが同じであることが重要だからです。

それと、右手よりも左手のほうが平均的に強いとか、弱いというのも駄目です(同じ理由によります。)。

左手のグローブはパッティングの際ははずして、左右の力感を均一にすることが理想です。

また、上記の話はグリップが捩れず真っ直ぐにインサートされていることが前提条件となります。

当社ではレーザーを使うなどしていますが、かなり神経質になっていい部分だと思います。

きちんと意味を理解して頂ければ、きっとこのグリップはみなさんの大きな財産になることと思います。

投稿者 M.Sasaya : 2008年11月17日 15:19

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