2008年11月12日
マーブルレッド・パターグリップ
2008年冬に発売開始しました新色マーブルレッドのパターグリップです。
こちらのグリップは私がゲージデザイン社のデザイナーをしていた時に何度もテストをして作ったできあがったグリップデザインがベースで、独立後に自社オリジナルのロゴ入りの留め型として、IOMIC社で作ってもらっているものです。
IOMICでも、この金型は本当に大事にしてくれていて、他社からもこれを少し改良したものを作りたいという依頼があるそうなのですが、これはササヤのデザインだからといって門外不出としてくれているそうです。
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私が作り得る最高のデザインであると自負していますので、とにかく使ってもらえば商品の説明はする必要はないと思ってしまうものなのですが、もう5年も経ちますので、このグリップの秘密を発表したいと思います。
パター”ヘッド”の芯はヘッドの中心にありますが、シャフト(ネック)はヒール側にくっついています。
当然、ネックがついているヒール側のほうがトゥ側よりも力の伝導率が高いのですが、それは電気のように力がネックを伝わっていくのではありません。
グリップの延長線がヒールにあるのでヒール側のほうがトゥ側よりも力を受け止めすくなっています。
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シャフトというのは、グリップで握っているわけので、当然グリップの延長はシャフトの延長です。
但し、このグリップは曲がっていて、左手がフラットになっています。
右手は通常のグリップのようにシャフトの延長線になっているので、ヒール側へミスヒットした時のブレを軽減します。左手の延長は芯よりもトゥ側になっているので、トゥ側へミスヒットした時のブレを軽減します。
右手と左手を相殺した延長線がヘッドの芯になるように設計してあります。
これは私が思いついた理論ではなく、ピンのグリップがそのように作られています。
そこを従来のゴムではなく、IOMICがプラスティックでグリップを作れるという技術をを生かして、より強調したのがこのグリップになります。
このグリップの握り方について説明します。
折れ曲がっている部分から、後ろ側が左手用のスペースで、誰が握っても左手は同じ位置にはまるように設計してあります。
右手は左手に合わせて隙間を空けずに握って下さい。
右手よりも、左手の位置を重視した設計になっているとも言えますから、左手の位置は忠実に守って下さい。
右上の画像の位置で左手をグリップし、左手の親指は確実に前面に乗せて下さい。
丁度、GOLD'S FACTORYの文字の"GO"の位置です。
文字の上に指が触れるのはどうかという意見も開発当時あったのですが、GOは左手親指の滑り止めも兼ねて、あえて触れられる位置にしようと、IOMICの社長と打ち合わせして決めた記憶があります。
このグリップが細すぎると感じるかたは、右手のフィーリングを重視されるかたなので、そういったタイプのかたはグリップをこの折れ目よりも少し短かめに握っている傾向があると思います。
そちらのほうがフィーリングを出しやすいという場合はIOMIC MIDがお勧めです。
IOMIC MIDは右手のポジションを重視した設計になっています。
投稿者 M.Sasaya : 2008年11月12日 14:51
コメント
この記事,以前からずーっと心待ちにしていました。
自分なりに試行錯誤しながら,その訳を考えていましたが,
左手親指の置き場所は自然と「GO」の上になっていました。
いつもながら目からウロコが落ちる想いです。
投稿者 たかし : 2008年11月14日 10:08
ありがとうございます。
とはいえ、オリジナルはピンのグリップです。
開発経緯をお話すると・・・・・
ピンのグリップはゴルフプライド社が作っています。
ピンのグリップは当社のグリップのように初めから曲がっているのではなくて、穴が途中から曲がっているので、シャフトに刺すとグリップが曲がるという設計になっています(最近はそうなってないかもしれません)。
当然、ゴルフプライドにそれと同じものを作ってくれと頼んでも、自社で自社の商品をパクルような行為はできませんと、却下されます。
それでどこか他にグリップ作れるところはないのか?というところから色々な展開にが始まっていきました。
それまでのゲージのグリップはアイアン用もパター用もすべてゴルフプライドに作って貰ってたんですね。
うちで作っているパターは基本的に全てピン・アンサーですから、カーステンソルハイムってすごい人ですね。
私ができるのは、それを時代に合わせて多少変化させるくらいのものです。
投稿者 M.Sasaya : 2008年11月14日 11:39
