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2007年01月27日

アルミのアルマイト処理(春の新色)

インサート用のアルミが減ってきたのでニューカラーで作りました。
(今後はこの4色からの選択になります)

アルミのインサートはキャビティーの中にインサートすると
慣性モーメントがアップすると伴に、非常に打感が良くなります。
スリットを入れるよりも、素材をSUS303にするよりも、比較にならない打感です。

これは穴を開けることにより強度を落とすという、スリットと同じ役目をするのですが、
その開けた穴にアルミニュームをインサートすることにより振動を吸収し、
共鳴音を無くしますので、打感が良いと感じるようになります。
各社、振動吸収素材にはいろいろなものを用意していますが、
パターはアルミでいいんです。音を吸収すればいいだけですから。
シリコンなんかじゃ吸収しきれません。ボソボソの音がしてしまいます。絶対にアルミです。


で、このアルミという素材についてですが、
金属としては一番軽い種類のものになり強度はそこそこ(あまり強くない)。
鉄のように赤錆は発生しませんが、黒ずんできます。
その為、強度アップと防錆のために皮膜処理するのですが、
アルミ用の特殊皮膜処理のことをアルマイト処理といいます。

アルマイトとは和製英語です。
それもそのはず1929年に理化学研究所で開発された、
当時は登録商標(商品名)でした。
これも元々は日本が世界に誇れるオリジナル技術でした。

特長は色んな色に染められるということです。
※注:アルミ意外の他の金属はカラーリングできません。



今回、ゴールドとブルーは上の写真のような色に変更しました。
ゴールドは今までのイエローメタリックからオレンジに近い色に、
ブルーは今までのダークブルーから薄めのブルーに調整したのですが、
イタリア製のポジポリーニ(レーシングカー・バイク用パーツ)のカラーリングを採用。
POGGIPOLINI

私の載っていたドカティーとか、フェラーリの純正ボルト?なのかな。
それらに採用されているアルミのネジの色があるのですが、
ゴールドとブルーはその色と同じ色です。
ブルーはそれ以外にもレーシングバイクなどのブレーキホースのジョイント等、
ドレスアップパーツに使われている色なので、好きな人はすぐに分かるかと。
ゴールドが微妙な色です。決して綺麗とは言えませんが微妙な色で、
ポジポリーニのオリジナルカラーで、他には無い色だと思います。
今回のゴールドはポジポリーニのボルトと並べると少し明るめでカッコいいです。

赤はといいますと、レーシングパーツにも赤があるのですがちょっと違います。
もう少し血のような深みのある色で、クラシックレッドを意識して作りました。
これにGOLD'S FACTORYの刻印を押して、縁取りは白ですかね。
絶対かっこいいと思います。
逆にレディースならばピンクの文字と縁取りとかもいいですね。
ボディーのカラーはビーズボロンメッキが似合いそうな気がします。

きっと、もう一度同じ色にしてくれと頼んでもできないと思います。

黒色酸化皮膜やテフロンブラックに合わせてもかっこいいように黒も作りました。
インサートするのはいいけど、色が違ってしまうのは嫌という人が結構います。
これだとインサートがあるのか無いのか分かりづらい感じがお洒落です。

黒色酸化皮膜やテフロンブラックとの組み合わせとしては黒が一番人気でそうな気がします。

投稿者 M.Sasaya : 16:57 | コメント (3)

黒サイトドット直径3ミリ

購入時のサイトドット加工追加は3150円。
ドットの大きさは推奨直径3ミリですが、変更可能。
2.5ミリくらいがいいという人もいますし、大きめだと4ミリくらいまででしょう。
色は流し込むだけなので何色でも結構です。
特殊なジグで固定して1000分台で位置だしできるマシンベットで、
正確にセンター出しします。
サイトラインやサイトドットは全ての基準となるマークですから、
切削が万が一、髪の毛1本でもずれると分ります。
髪の毛1本というのは0.08ミリです。約0.1ミリですから本当に分かります。
簡単にハンドドリルなんかで開けたらパターの価値はなくなってしまいます。
(鋳造のパターなんかはそれでいいかもしれません)

ちなみに購入時サイトライン加工は4725円です。
実は、作るほうからすると無料みたいなもので(汗)。
10本やっても4万5千。100本やっても45万。
だけど、月に100本も売れないし、作れないし、限定300だから売れても困るし。
本当はビジネスとしては成立してない、本体を買って貰ってるからできるサービスです。

それでも、いざ4725円アップとなると、ちょっと考える金額ですよね。
それがポイント。それが大切なことでと考えています。

ストロークが真っ直ぐ(スクエアトゥスクエア)の人って、あまりいませんよね。
ドアストローク(オープントゥクローズ)の人もいるでしょうし、
少しカット目にアウトサイドインで、フォローの小さい人。
インサイドアウトでフォローの大きい人。
などなどのストロークタイプがありますから、サイトラインやドットがあると邪魔になる人もいますし、ないと安定しないストロークというのもあります。
どのストロークはサイトがあったほうがいいのかというのは、人それぞれなのですが、
だいたい半分の人が有るほうがいいでしょうし、半分の人は無いほうがいいはずです。

10人中5人が有りを選んでいて、10人中5人が無しを選んでいるというメーカーが健全なメーカーです。
ベティナルディーは面倒臭いからって、最近は全部にサイトラインが入っているようですね(汗)。
スコッティーキャメロンのハンドメイドはサイトライン入れても入れなくても、
軟鉄で25万、ステンが45万、GSSが80万で一律ですって(滝汗)。いさぎよい(笑)。

こうゆうことを書くと、「どのストロークだとサイトラインが必要なんですか?」ってメールが来ると思います(汗)。
それは人それぞれ。どれがどれとは言えません。
重要なのは自分はあったほうがいいのか、ないほうがいいのか、ご自分で考えて頂くことです。

「サイトライン加工は購入時は無料です」と言うと、
10人中10人は、
「じゃあ、入れといて下さい。」
ってなっちゃいますよね。それじゃあ意味がないんですね。
じゃあ入れといては、全く考えてないですものね。

サイトドット3150円、サイトライン4725円って、
本当に必要なのか、無意味なのか、一瞬考えさせらる微妙な価格ですよね。
これより高いと無条件で「じゃあ、いらない」ってなりますし。

本田宗一郎さんは
「お客さんが望むものは売るな。お客さんのためになるものを売れ。」
と言ったそうですが、私も重要だと思っています。
お客さんからすると、(´Α`)ウゼーヨ
って思われるかもしれませんけどね(汗)。

投稿者 M.Sasaya : 12:47

2007年01月26日

サイトライン+サイトドット

サイトラインをトップブレードとフランジに2本入れるのは
ご法度と呼ばれるチューンナップですが、
今回はアドレス矯正(確認)用に上の画像のようなものを作りました。

サイトラインをトップブレードとフランジに2本入れると、
高さが異なるそれら2本の線はどんなに正確なアドレスをしている人でも、
まず真っ直ぐ1本のラインに重なることはありません。
普通誰もが若干、トゥをアップした状態で構えているものなのですが、
その若干のトゥアップで2本の線はかなり離れます。
それと目の位置も完全に真上というのは非常に難しく、
頭の位置がづれいているのか、トゥアップしているのか混乱することもあります。

欲張って線を2本入れようとか、何か珍しいことをやろうという考えでやると、
使っているうちに気持ち悪くなって手放してしまう確立は非常に高いです。

このパターはトップブレードがラインではなく、ドットなので、
多少づれても、それほど気にはならないのかと思います。
ラインとドットを並べようという気持ちを持つことで逆にアドレスを矯正しようというもの。

意外とかっこいいのでびっくりしました。

投稿者 M.Sasaya : 18:00

2007年01月25日

カートリッジ15g

FFシャフトを普通のパター用のシャフトとして使おうとすると、
普通のシャフトと比べてカーボン部分が軽いので15~20gくらい軽く
なってしまいます。

バットが軽いのでバランスは5ポイントくらいアップしますが、
ご存知のようにアイアンやドライバーと違ってパターの場合、
バランスはパターとは無関係ですから、
バランスがアップしても重く感じることはありません。
それよりも総重量が20g減るのでかなり軽く感じます。

上の写真はカートリッジ50gを削って削って15gまで落としたもの。
センターの穴は9ミリで貫通しており、長さも半分以下にカットしました。
本当はもっと重いカートリッジを入れて、
その分ヘッドにタングステンをインサートしたほうが違和感がないのかと思いますが、
これで総重量的には元の状態に近づきます。


上の写真がバットエンドにインサートした状態。
無理ヤリ作ったワンオフですが、結構かっこよくできました。

投稿者 M.Sasaya : 18:06

2007年01月11日

インサートづくし340g→290g

キャビティーバックという周辺重量配分により大型化したピン型パターヘッド。
質量があるようで、実は骨組みだけでカスカスです。

上の写真はNO.2のSoft Blackにフェースインサート切削。
フェース面はぺらぺらです。
タングステンインサートのためトゥヒールを切削。
Gマークが透けて見えるように貫通穴を開けたもの。
ウェイトを計ってみたら290gしかありませんでした。
ノーマルが340gなので50gダウンです。

タングステンは更に5ミリ深く切削して、
8個インサートができるので、まだ16gくらいダイエットできるかも。

右の写真は、インサートが透けてGマークが見える仕様の内部画像。
バックフェースに貫通穴を開けておいてインサートにGマークを彫刻してあります。
バラバラの状態だとこんな感じ。
きっちり接着しないと打感が悪いので、購入後の脱着はできず、
内部は見えませんが、内部はかなり綺麗に処理してあります。

フェースインサート加工は本体の切削と、
インサートのコマ製作(フェースミーリング)、
ネジ穴を開けての取付加工等、一式で47250円と高価ですが、
見た目もかっこいいし、色んな素材のパターを買い換えるよりは安上がり。
素材の違いがパターにどのような影響を与えるのかが、はっきり分りますから、
ゴルフ業界のいつジャロに訴えられてもおかしくないような
インチキな宣伝文句についつい乗ってしまうこともなくなると思います。

その経験を買うと思ってみては如何でしょうか。

このパターの素材は柔らかいとか云々。
かっこつけて言うプロゴルファーがたくさんいます。
私も有名どころのプロゴルファーはだいたい作りましたよね。
でも、打感について正しいことを言っていた人はほとんどいませんでした。
もちろん私も商売なので「そんな分けねーだろ!」とは言いませんけどね(汗)。
例えプロゴルファーの言うことでも真に受けず、ご自分で体感されたほうがいいと思います。
合ってる人はほとんど居ませんから。

投稿者 M.Sasaya : 20:04 | コメント (1)

2007年01月10日

サイトライン3本加工

こちらも去年の暮れギリギリに加工したパターです。
サイトラインを3本彫刻しました。


↑クリックすると画像が大きくなります。

サイトラインの加工は購入時価格で4725円(税込)で承っております。
3本入れると単純に3倍です。
一度に3本彫れるんだから、3倍ってことはないだろうと思うかもしれませんが、
よく見て頂くと少し3本の太さというか、色合いが違いますよね。
真ん中の1本は問題ないのですが、
ヒール側のサイトラインを彫刻する時に、機械がネックにぶつかります。
その為、真ん中のラインは角溝で、両端のラインは丸溝(U溝)です。
つまり、別々に角度を変えて切削しています。

更に、丸溝の場合、ラインが浅ければ幅は狭く、ラインが深ければ幅は広くなりますよね。
このパターの場合、フランジのセンターに段がついていますから、そこで太さが変わってしまいます。
その為、段の下と段の上で別々に彫刻し、線を繋いで1本としています。
つまり、このパターのサイトラインは5本あるのですが、
センターの1本、両端の1段目の2本、2段目の2本と3回で彫刻しています。

「どうだ!ざまーみろ。絶対真似できないだろ。」

ちなみにサイトラインの太さは1.7ミリ、
サイトラインのピッチは9.7ミリ、線の端から線の端までは8ミリです。
特に指定がない場合、線の太さは1.7ミリとしています。
もちろん線のあるものと無いものを在庫しておいて、
倉庫から出してくる分けではなく、1つ1つ手作りで、
受注後個別に彫刻していますから、何ミリと指定して頂いても値段は一緒です。

ノーマルは1.7ミリです。。。。って書くと、じゃあ2ミリにして下さいって注文来るかな(笑)。
2ミリだと少し、しつこいんです。1.5ミリだと弱すぎ。
ですので、1.7ミリがGF推奨です。

投稿者 M.Sasaya : 20:00 | コメント (2)

2007年01月09日

Dancing GOLD'S FACTORY


↑クリックして拡大して見て下さい。

去年の年末に作った作品ですね。
普通は打刻でやりますよね。
打刻は上手な人がやっても綺麗に並べるのは難しいものです。
始めから全部ずらしてしまえば気にならないという、
如何にもアメリカ人らしい発想で生まれた打刻の仕方ですが。

上の写真は彫刻でやっています。
まずはデータの作成。1文字飛ばしで20度づつ文字を傾けます。
Oという文字は真っ直ぐのままにしました。
それで多少文字を上下に振って。

実際の彫刻の際には、1文字1文字パターの角度を変更してから、
彫刻するという作業を全文字について行います。
そして色入れ。クラシックレッドです。
苦労したので今年のトップに飾っときます(汗)。

投稿者 M.Sasaya : 23:43 | コメント (9)